神向寺が鞄からアロマオイルのボトルを取り出した。
適度な高さから加奈子のふくらはぎへと一筋のオイルを垂らす。加奈子は垂らされたオイルの冷感に思わず声をあげた。
「きゃっ、、」
すると神向寺が素早く手のひらでオイルを脚全体へと伸ばしていく。するとその冷感はすぐに温感に変わっていった。加奈子の両足がオイルによってヌラヌラと照っている。神向寺は滑らかになった加奈子の脚をほどよい力加減でマッサージしていく。
「ぁ、、気持ちいい、、」
『溜まった老廃物を綺麗に流していきますね』
「なんだか、眠たくなってきちゃいます」
『どうぞお眠りください。けっこう眠ってしまわれる方も多いですよ』
ひとしきり両脚のマッサージを終えると、腰まわり、両腕へと神向寺の手が進んでいく。心地良い刺激と体のほてりから次第に加奈子の瞼は重くなっていく。いつしか彼女はすっかり寝入ってしまっていた。その後もアロママッサージは続けられた。
上半身をマッサージするため神向寺は加奈子の羽織っているネグリジェの腰紐を解いた。彼女を起こさぬようそっと腕を抜き優しく剥いでいく。続けてブラジャーのホックに手をかけ軽くひねると、それは左右に弾けるように外れ彼女の綺麗な背中が露わになぅた。背骨のラインに沿った窪みが彼女のスタイルの良さを物語っている。
神向寺は手のひらでオイルを温めてから彼女の背中を指先でかるく撫でていく。彼は彼女の太ももあたりに馬乗りになると徐々に力を込めてマッサージしていく。加奈子の柔らかな艶肌に芳醇なアロマオイルがしっとりと沁みていくようだった。
上半身のマッサージまで終えた神向寺は次に加奈子のショーツに手をかけた。彼女は依然として気持ち良さそうな寝息を立てている。彼が少し力を入れて手を引くとクルクルと捲れるようにショーツが脱げていく。尻の割れ目が露わになった。そのまま太もも、ふくらはぎ、足首を抜いていく。加奈子は気づかぬままに一糸纏わぬ姿にされたのだった。
つづく
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