トシヤは短パンにTシャツでキッチンに行くと冷蔵庫から冷えたミネラルウォーターを取り出し飲んだ
ヨシミにとってはいつもの見慣れた光景のはずだがトシヤの喉仏にドキッとする
"あぁ…どうすれば…"
半分ほどを一気に飲み干し、残りを持ってソファに座りTVのリモコンでチャンネルを次々に変えていく
30cmほど開けて座っているヨシミはトシヤを直視できずTVの画面をぼんやり眺めている
……沈黙が続く
時折トシヤが軽く笑ったりするが特に会話がない
今日が特別ではなく、特に会話がなくとも同じ空間にいる、それだけでヨシミは幸せだったはずだった
しかし何かがヨシミの心中に1滴ずつ溜まっていったのだ
それが何なのかはヨシミにはわからない
だが確実にそれはヨシミの中に溜まっていき、それがついには溢れてしまった
そしてヨシミは一人であんな画像を撮り投稿していたのだ
不倫までする勇気はヨシミにはなかった
それが唯一、ギリギリで残された良心だったのかもしれない
"私はなんであんなことしたんだろう…"
ヨシミは先ほどまでの事を思い出していた
見知らぬ男達、そして息子であるタクヤの精液まみれの下着を履き、公衆便所に這いつくばり汚れた便器を舐めるなんて正気の沙汰ではない
"私は本当は現実を壊したいの?"
ヨシミは自問自答する
"そんなはずはない"
ヨシミは頭を横に振る
"どうしたんだい?"
トシヤはヨシミの様子に気付いてヨシミの鵬を向いた
「あなた…」
ヨシミはトシヤに抱きつきキスをした
「ど、どうした?」
トシヤは驚いた
それもそのはずだ
二人が結婚する前、付き合ってる時も含めてヨシミからキスしてきたことなどないからだ
「なにもないわ…ただキスしたくなったの」
ヨシミは心の葛藤を隠しトシヤの唇に吸い付く
トシヤもそれに答え二人は舌を絡めていく
トシヤの右手がシャツの下からヨシミの胸に触れる
遮るものはなく胸の突起に触れた
ビクッと反応する
感じたときのヨシミの癖だ
そして左手もシャツの中に侵入し、両方の乳首が翻弄されていく
久しぶりの柔らかい愛撫は心地よかった
数時間前の激しいプレイとのギャップもヨシミを熱くする
"あ…!そういえば"
甘い愛撫に酔っていたヨシミは現実に戻った
"今のパンティは…"
ヨシミは精液まみれのパンティを履いたままでいることを思い出した
トシヤはヨシミのシャツを脱がせ上半身を裸にする
乳首に吸い付くトシヤ
"もう少ししたら下にも手が…どうしよう"
胸に吸い付くトシヤの頭を見ながらヨシミは考えていた。
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