決行の日の夕方、誰もいなくなった園にひとりの女性がやってきた。
あの子の母親だ。
歳は30代前半だろうか、白いワンピース姿がとても清楚な印象だ。
膨よかに主張する胸元に目を惹かれる。
まさに私好みのイイオンナだった。
「園長先生、いつもお世話になっております。ユウタの母です」
『夕方のお忙しい時間にお呼びだてして申し訳ありません。どうぞこちらへ』
園長室に招き入れ、応接椅子に座るように促した。
彼女は少し緊張した面持ちで、どんな話をされるのかとソワソワしている。
『さっそくなんですが、、おたくの家庭環境について気になる点がありまして、その件でお話をしたいと思いましてね』
「うちはとくに、、家庭の問題はないと思いますが、、」
『そうですか、、実は息子さんからこんなモノを預かってるんですよ』
私は引き出しから大量の《武器》を取り出し、テーブルの上にズラリと並べた。
「こ、これは、、」
『お母さん、見覚えがありますね?』
「. . . . 」
彼女はテーブルから目を逸らし何も答えない。
『お子さんが家から持ってきてくれたんですよ』
「えっ、、あの子が、、」
『お子さん、お母さんのことをすごく心配していました』
「心配、、ですか? 私のことを?」
『ええ、この悪い《武器》がお母さんを悪モノにしてしまうんじゃないかと』
「武器?、、悪モノ?、、」
私の話に、彼女は眉間にシワを寄せ少し困惑気味だった。
『子供は純粋なんです。見てないようですべてを見ていますよ』
「まさか、あの子、、」
『お母さんがこれを使ってひとり耽っているのを見たそうです。泣きそうな声を出していたと』
「. . . . .」
『いけませんねぇ、子供の人格形成にとって大事な時期にそんな姿を見せてしまっては』
「あの、、主人が単身赴任中で、、寂しくなって、、つい、、」
『つい、どうしました?』
「えっと、、その、、おもちゃで、慰めてしまいました、、」
母親の頬がみるみる赤く染まり、羞恥を感じているのが明らかに見てとれた。
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