【グランドフィナーレ】
真夏の陽射しで日中は猛暑日となったその日の宵のうち、浮田と眞由美とすずの三人は、浮田のオフィスビルの屋上にいた。
今、辺りは薄闇に包まれ、上から見下ろす、隣接するビルの窓明かりが辛うじて全裸の三人を照らし出している。
夕暮れ頃からビル風が吹き下ろし、興奮に火照る三人の素肌が心地よく冷まされている。
正樹さん、よくこんな場所貸しきりにできたわね。
眞由美は全裸でビルの谷間に立つ解放感に酔いしれながら訊く。
まぁね。ビルの管理人のオヤジさんにちょっとだけ高級なブランデーを差し入れたんだ。
と、浮田は得意気に屋上の扉のカギを眞由美に見せた。
ここはうちの会社の一部の若手の間では隠れたデートスポットなんだよ。
以前、〆切ギリギリの部下の昇進試験のレポートを手伝ってあげた見返りに教えてもらったのさ。
まぁ、正樹さんの普段の生真面目さと思い遣りが、この素晴らしい開放的なデートになったのね。
と、眞由美は浮田に微笑んだ。
それだけじゃないんだ。
そう浮田が眞由美に言うと、
どこからか、
ピュ~~~~~~ッ、
ドンッ!!ドンッ!!
パラパラ、、パラパラ、、
と音がすると遠くの夜空に花火が上がった。
きゃっ~~!
綺麗。
眞由美先輩。ほら、見て。
あんなに綺麗。
と言って、すずは眞由美の腕をとって、金網間際に眞由美を連れていくと、すずは眞由美の肩にかわいい顔を預けて、ピッタリと寄り添った。
浮田は苦々しい微笑みを浮かべながら、寄り添う裸の女二人の後ろ姿を眺めると、用意周到に持ち込んだレジャーマットに腰を下ろして、オードブルのツマミを口に放り込み、冷えた缶ビールをすすりだす。
とは言うものの、浮田は裸の女二人が何事かを談笑し、互い違いに腰や尻をくねらせる、その後ろ姿を眺めていると、体育座りをしている浮田の股間の逸物がむくむくと首をもたげ、その先から汁を滲ませているのに気がついた。
あらあら、あたしの正樹さんが嫉妬しちゃてるわ。
と言って、眞由美が浮田の方に小走りに駆け寄って、浮田にキスをすると、眞由美は浮田の股間に首を突っ込み、その半勃ちのペニスをパクリとくわえて、亀頭の周りを丁寧に舐め始める。
あっ、あぁっ!おぅっ!
浮田は思わず溜め息を洩らす。
うふふふ、もう固くなってきたわね。
正樹さんの、素敵よ、
そう言って、すずの方を振り向くと、
すずちゃん、ここで四つん這いになってお尻を広げて。
すずちゃんのおまんこに、もうすぐあたしの「おちんちん」をお見舞いして上げるから。
と言って、再び浮田のペニスをしゃぶりだした。
あぁ、でもまた僕は腰を使っちゃダメなんだろう。
あら、そうよ。
当たり前なんだから。
うふふふ。
動かしたら、またお仕置きよ。
正樹さんのは、あたしの中に挿れるんだから。
そうというと、眞由美は顔をあげて浮田を見つめた。
真夏の夜空が、打ち上げられる花火で鮮やかに彩られる。
ピュ~~~~~~ッ、
ドンッ!!ドンッ!!
パラパラ、、、パラパラ、、、
鮮やかに、また、儚く散る光に照らされ、眞由美は浮田を見つめ微笑んだ。
うふふふ。
(完)
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