妄想の果て 2
未亡人は篠原雅子である。
片田舎のこの町は一時は大型スーパーが来るという事で町あげてインフラの整備や不動産が乗り出した宅地の造成が進んで人口も二倍近い人がいた、しかしバブルがはじけ大型スーパーも撤退すると町は瞬く間に人口が減り、最盛期の半分にまで落ち込みがら空きとなった住宅も高齢者ばかりが目に付いていた。
雅子も夫と結婚して25年ほどこの町の住宅に住んでいたが夫を亡くしてからは遺族年金と少しばかりのパーと収入で生活を支えていた。
夫は近くの鉄工所で働きたたき上げの溶接職人であった。
めっぽう酒と女好きで妻以外の女性にも手を出すくらいの色男であったが肺がんがもとで還暦を待たず他界したのであった。
雅子はその後パートの仕事を探して今はゴム製品を扱う会社のパートとなった。
ゴム製品といってもシリコンや生ゴムを使った玩具や部品などであるが、最近は大人の玩具も作る事があった。
数人の正社員と十数名のパートが働く小規模の会社である。
次々と注文が入る玩具、数種類の男性用のオナグッツから女性用のグッツまで、年配の男性社員は時々雅子たちの前で玩具を取り出しながら冷やかすのである。
「篠原さん、夜のお供にどうですか・・・社員価格でお分けしますよ」
まるでセクハラを自慢げに話す男であった。
雅子はそんな男を無視して働いたが、家に帰って独りの夜は寂しさが増すばかりであった。
夫がいた頃を時々思い出していた。
酒が入ると50代を過ぎても毎週のように雅子を抱いた、頑強な体格の夫の愛撫に雅子も喘ぎ声を発しながら応えていた。
ある晩の事であった、遅く帰った夫は入浴中の雅子をドア越しに覗き込んで、雅子にいやらしいととがめられると、その場で素裸になり無理やりセックスを強要するのであった。
しかしその乱暴さも雅子には刺激的で最後には白い巨尻を夫に抱かえさせて遣らせるのを楽しんでいた。
「お前も好きもんじゃな、ええケツしとる」
そんなことを吐きながらバックからの性交を楽しんでいた。
そんな独り身の寂しさからふと開いたサイトに目が留まり投稿を始めたのであった。
最初はこんな年をとったおばさんの投稿に誰が振り向くものかと思ったが意外であった。
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