男はスプレー缶からシェービングクリームをたっぷり出し、わたしの陰毛周辺に塗り付けてきました。
泡の冷たさに身体が反応し、思わず脚を閉じかけると、男の分厚い手でまた押し戻され、さっきよりも大きく、より陰部が剥き出しになるように広げられてしまいました。
わたしは仰向けのまま星空を見上げ、事が終わるのをただじっと耐えています。
男性化粧品特有のゼラニウムの香りが鼻につきます。と同時にメントールの刺激で徐々に股間が熱くなってくるのが分かりました。
ジッ..ジジッ..ジジジッ...
わたしの濃い陰毛が剃り落とされていく音が聞こえます。
手早くVラインと恥丘を剃り終えると、Iラインを経てOラインへと刃先が進んでいきます。
さっきまでザワついていた男達もこのときばかりは露わになるわたしの恥部と刃の動きを緊張した面持ちで静かに眺めていました。
『ほぉら奥さん、完璧だ。ばっちり綺麗にしてやったぜ、へへ』
『あんなにボーボーだったマン毛がツルツルだ、自分で触ってみろよ、ほら』
わたしは恐る恐る股間に手を伸ばします。たしかに、さっきまであったはずの茂みがそこにはありません。
剃毛されたわたしは男達への服従の烙印を押されたような感覚に襲われ、無意識に泣いていました。
「ごめんなさい...わたし..もうあなた達の元には戻れないかもしれない...」
《大浴場に行ってきます。心配しないでね》
家族に残した書き置きが今ではとても虚しく思い出されました。
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