気がつくと、わたしは東屋のうえに横たわっていました。身体には小さいタオルがかけられ、かろうじて乳房と陰部だけは貼り付くように隠されていました。
なんとかゆっくり体を起こすと、それに気付いた男達が心配そうに声をかけてきます。
『おぉ、やっと目を覚ましたか』
『あんた、大丈夫か?』
『どうしてあんなところに隠れてたんだよ』
「あ..ありがとうございます..混浴だって知らなくて..ひとりで入ってたら皆さんが入って来たので..タオルもなかったし..裸を見られるのが恥ずかしくて隠れてしまいました...あの..もう..もう大丈夫ですから..」
そそくさとお礼を言って小さなタオルで前を隠しながらその場を立ち去ろうとしました。
しかし、脚にうまく力が入らずヨロヨロと近くにいた男性にもたれかかってしまいました。
『だめだよ奥さん、もう少し休んでなきゃ~』
『なぁあんた、宴会場にいた奥さんだろう? 旦那と子供がいるってのに、こんなところにひとりで来ちゃってさぁ』
『誰かに見られたくて来たんだろう?』
「ち、違います...わたしはほんとに知らなくて...」
『奥さん、今さらそんな嘘ついたって遅いんだぜ..なぁ素直になれって 笑』
『意識失いながらマン汁垂らしてたくせになぁ、おい 笑』
「ど..どうしてそんなこと..」
『あんたを介抱してやったとき、ついでにあそこの具合もみてやったんだよ』
『美人な奥様の大事なところがどうにかなってたらたいへんだろ?笑』
男が中指をクイクイといやらしく動かしてわたしに見せてきます。
「そ..そんな...」
恥ずかしさと怒りが込み上げてきます。
ひとりの男がヌッと手を伸ばしてきました。
パシっ!!
わたしは力をふりしぼり、その男の手を払い除けると、今までザワついていた空気が一瞬静まり返りました。
『おいおい、ひどいことするねぇ、俺らはあんたの命の恩人だってのによぉ 笑』
『まぁ、美人で強気な女は嫌いじゃないぜ 笑』
『奥さん、すぐに大人しくさせてやるから、楽しみにしてなって 笑』
男達はたくさんの眼でニタニタといやらしい笑いを浮かべ、わたしの身体を舐めるように眺めるのでした。
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