日曜日の午後1時。あゆみさんが現れました。旦那さんが家にいるため、いくら早く出てきてもらっても、やはり昼食を終えてからとなります。
ボウリング場に行くのが基本ですから、どうしても動きやすいジャージ系、これではデートなど出来ないのです。どうみても、ママさんバレーの後なのです。
夕方6時~7時には帰らないと行けないため、僕達には時間が限られているのです。
僕はデートを望みます。あゆみさんを連れて、いろんな場所を巡りたいとおもうのです。しかし、彼女は違いました。
限られた時間で求めるもの、それは快楽でした。1分でも速く1分でも長く、男に抱かれたい。男に犯されて、快楽に浸りたいのです。
その日、ホテルを選んだのあゆみさんです。部屋も彼女が選びました。それには、何の脈略もないと僕はそう思っていました。
部屋に入ると、床には鉄板が一面に敷かれていて、壁には至るところに照明がついています。ノーマルの部屋ばかりだった僕らには、とても過激に感じます。
ベッドは丸く、照明の切り替えではベッドを赤く照らすことも出来ました。ベットの四方には鎖があり、プチSM部屋といった感じです。
『ここ、選んだぁ?』とあゆみさんに聞いてみました。『たまには、こんなのもいいんじゃない?』とその一言ではぐらかされます。
風呂の浴槽も丸く、ここも照明の切り替えでお風呂全体が青く光ります。そこに裸で立つ二人は、映画『アバター』のような青い人間のように見えました。
この日のために、あゆみさんはセクシー系の下着を新調していました。柄の入ったピンクのとても薄い下着です。
ベッドに座った彼女は、『これ、使ってみる?』と四方の鎖に手を掛けます。鎖の先には、手首足首を縛ることの出来る、黒いバンドがつけられていました。
女性を縛りつけるなど、したことがありません。僕自身、この後の展開が読めないのです。それでも、流れのままに、彼女の足にバンドを掛けました。
流れの掴めない僕は、『これはしたことないよぉ~?僕。』と彼女に言っておきました。『私も、そんなにはないよぉ~。』と合わせた返事がかえって来ます。
あゆみさんは大の字になり、僕が最後のバンドを手首に巻きます。すると、『でも、縛られるのは好きっ。』と僕に言うのです。
『そんなには経験ないよぉ~。』、さっき彼女が言ったこの言葉は、どこまでが本当なのでしょうか。
照明のスイッチを押しました。明々と眩しいスポットライトが、ベッドの中央でハリツケになった彼女の身体を照らし出します。
白い肌は更に白くなり、薄いピンク下着は隠しているその中身まで浮かびあがらせました。胸の黒い乳輪が半分見え、股間には真っ黒な剛毛が現れます。
僕は端から端まで、彼女の身体を見ました。両手両足を縛られ、身動きのとれない女性。生まれて初めての光景に、自分の気持ちが高ぶるのを感じます。
始まりはソフトでした。彼女の顔を傾け、優しいキスでスタートをします。いつもと違い、顔を突き出すだけの彼女に違和感も感じるのです。
次第に胸へ下がり、更に股間へと降りていきます。彼女が縛られているため、僕もなにげに遠慮をしての愛撫をしてしまっていたのです。
それでも、あゆみさんはちゃんと感じてくれていました。オマンコは激しく濡れ、ちゃんとベッドも汚しています。
しかし、彼女が求めていたのはこの程度ではなかったのかも知れません。この過激な部屋を選んだのも、いつもでは味わえない快楽が欲しかったのです。
『さとるくん、私のバッグ取って。』と言われました。彼女の指示のまま、そのバッグからあるものを取り出します。
100円ショップで探したような、安い真っ黒な筒状の袋にそれは入れられていました。大人のおもちゃ、バイブレーターです。
『これ、使う?』と聞くと、『もう一つあるやろ?』と言われました。バイブと同じような筒状の袋からは、ローションの瓶が1本出てきました。
この日、あゆみさんが求めたものはこれでした。ごく普通のセックスなど、彼女は求めてはいなかったのです。
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