次の日。
普段ボウリングをする日は、僕の会社帰りの時間に合わせてLINEを送ってくるあゆみさん。この日は、彼女からのLINEはありません。
LINEがないと言うことは、今日は彼女はボウリング場に来ていないということです。『昨日、あんな要求をしたから?』と、彼女の気持ちを考えたりします。
それでも、僕の車はボウリング場に向けて曲がりました。駐車場の外灯の真下が彼女が普段停める場所なのですが、そこにはしっかりと車がありました。
ボウリング場の玄関に向かうと、ガラス越しで長椅子に座っているあゆみさんを発見します。僕に気づくと、彼女は立ち上がりました。
立ち上がったあゆみさんは、初めてのジーンズ姿をしていました。相変わらずのダボダボ系で着こなされ、その中央には真っ赤なベルトが締められています。
彼女の腰に視線を移し、『うわっ!赤のベルトしてる~。』とわざと大袈裟に言ってあげました。それには、『して来いって言ったやろ~。』と答えた彼女。
『そうやったっけ?』と惚けながら、彼女といつもの29番レーンに向かいます。
ボックスに入って、シューズを履き始めると、『下も赤履いてるの?』と聞いてみます。『もお~、買ったたわぁ~。恥ずかしい~。』とTバッグのようです。
彼女とのボウリングが今日も始まりました。しかし、すぐに彼女の変化に気がつきます。普段着てこないジーンズだけが原因ではないように思えます。
『モゾモゾしてるの?』と聞くと、『もう、ずっと食い込んでるわ~。』とTバッグが彼女の股間に食い込んでしまい、ボウリングにならないようです。
『後で触らせてなぁ~。』とからかって投げていた僕の視線に、一人の男性の姿が見えました。その男性はボールを持ち、隣の27番レーンに入ってしまいます。
若い番号には複数のお客が、逆に数字が大きいレーンには基本シングルのお客が入れられるため、僕とあゆみさんは、それまでほとんど二人きりだったのです。
突然、招かざる客が現れてしまいました。僕もそうですが、あゆみさんのトーンも少し落ちてしまいます。
もしかしたら、あゆみさんも『Tバッグ触られる気マンマン。』だったのかも知れません。
1ゲーム目が終わりました。いつものインターバルに入り、隣で一人で投げている少し髪の薄いおじさんの行動を気にします。
残念ながら、おじさんは第2ゲームに入ってしまい、それを見た僕のテンションも下がってしまいました。
『これ、ほら?』とあゆみさんから買ってきた飲み物が手渡され、二人してボックスに座り込みます。
しかし、飲み物をテーブルに置いたあゆみさんが、まさかの行動に出るのです。
あゆみさんの手は、明らかに赤いベルトに触れ、それを緩めていました。ベルトが緩むと、今度はジーンズのボタンに手を掛けます。
彼女の手が離れると、ジーンズのボタンはすでに外れていて、彼女の手によりジッパーが下げられて行きます。
ジーンズは広げられ、その隙間からは真っ赤なTバッグが見えました。しかし、それは一瞬のことで、彼女の手によりジーンズはすぐに閉じられました。
僕もあゆみさんも、同じことを考えたに違いありません。『陰毛出でるやん…。』、小さなTバッグは濃すぎる彼女の陰毛を隠しきれていなかったのです。
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