僕は自分のイチモツを直に恵里奈に握らせる。いきり立ったイチモツは恵里奈を貫きたくてたまらない。恵里奈はぎこちなくそれを上下させる。
「気持ちいいですか?」
恵里奈は自分の乳房を揉みながら、僕のイチモツをシゴいている。恵里奈にとっては全てが初めての経験だ。本能で僕を求めている。
「いいよ、河田。最高だ」
僕は恵里奈の首筋にキスをする。甘い息を吐いて恵里奈は僕にしなだれかかった。
その時。
ガシャーーーン!!
トイレの灯り取りの曇りガラスが割られ、鉄パイプを持った男が姿を現した。サングラスをしたその男は勝ち誇ったように笑いながら、外にいる誰かに言う。
「な!ヤってたろ?俺たちも混ぜてくれよ」
迂闊だった。僕達の声が外に漏れていたのだろう。恵里奈が悲鳴をあげる。
男は窓を乗り越えて障がい者用のトイレに入り込む。僕は突然の事に驚きながらも、本能的に恵里奈を守る為に恵里奈の前に立ちはだかる。鉄パイプを持った相手だ。安全な間合いを無意識のうちに取っている。恵里奈は僕の背に隠れる。僕たちはトイレの洗面所の鏡を背にし、逃げ場がない状態に追い込まれている。
サングラスの男に続き、迷彩柄のTシャツを着た男が割れた窓から乗り込んでくる。迷彩柄の男も鉄パイプを手にし、大声で威嚇してくる。
得物を持った相手との戦い方は心得ている。僕はサングラスの男の懐に飛び込み、正拳突きを叩き込んだ。間合いをとって逃げれば、鉄パイプは次々に僕を追ってくる。得物を持った敵から身を守るには、一気に間合いを詰めて懐に飛び込んでしまう。相手の懐は得物のリーチが届かないのだ。
「ウェッ!」
サングラスの男は突かれた鳩尾を押さえ、そのままうずくまってしまった。僕は男から鉄パイプを取り上げ、迷彩柄の男に気を向けようとした。
が。
ガンッ!!
迷彩柄の男の鉄パイプが僕の顎にヒットした。
一瞬にして頭が真っ白になった。迷彩柄の男は僕の虚を狙っていたのだ。バットスイングの要領で鉄パイプを振り下ろして来た。会心の一撃だった。
「先輩!!」恵里奈の叫び声が遠くで聞こえる。そして、僕は気を失った。
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