タクシーが目的地に着くと彼は私のあそこの中に入っていた指を引き抜き、そのまま財布からお札を取り出して運転手に渡した。
お札には私の愛液が付き、シミとして広がっていった。
タクシーを降りると川のせせらぎが聞こえてきた。
赤い橋が架かっていてあちこちから湯気が立ち上がっていた。
太閤さんの銅像があった。
着いたのは有馬温泉だった。
風情のある街並みがわたしの心を軽やかにしてくれた。
「ところでまだお名前を聞いてませんでしたよね?」
「あっ、はい。華子と言います。華麗の華に子どもの子と書いて華子です。」
「私は御堂 渡と言います。一応上場企業の社長をしております。」
そう言って手渡された名刺には誰もが知るほどの企業名が記されていた。
「華子さん。せっかくだから散策でもしませんか?」
彼が私に腕を出してきたので、私は恋人のように腕を組んで歩き出した。
古民家のようなお店に入ると銘菓炭酸せんべいやサイダーが並べられていた。
彼がそれを2つずつ手に取るとレジにいきお金を支払った。
「はい、これ華子さんへのお土産です。」
出会って間もない男性から優しくされて、私は独身時代に戻ったような感覚になった。
組んでいた腕に私の胸を押し付けて「ありがとう」と上目遣いをしてお礼を言った。
再び街を散策していると、浴衣姿の若い女の子たちが歩いていた。
「こうして、浴衣姿を眺めるのもいいものですね。」
「そうですね。」
「華子さん、今日はどちらにお泊りになられるのでしょうか?」
「いえ、それが泊まるところは決めずに来ちゃったので。」
「それなら、ここで宿をとりませんか?兵衛向◯閣の客室露天風呂は眺めが特にいいところですから。」
彼に導かれるようにホテルのロビーに入っていった。
彼がフロントのボーイに何やら話をしていた。
ボーイから一枚の紙が彼に渡された。
客室名簿の記入だった。
彼の一字一字を眺めていた。
流れるような綺麗な字で住所や名前が記入されていった。
ご家族様の記名のところには「華子」と書かれていた。
私は自分の字を見て何だか嬉しい気持ちになった。
係りの人に案内されて部屋の中に入ると、北摂丹波方面に広がる景色が目に飛び込んできた。
10畳ほどの部屋は2人には少し大きすぎたけど、客室露天風呂は完全なプライベート空間であった。
「さぁ、華子さん。浴衣に着替えてみてください。」
彼がフロントと話をしていたのはこのことだった。
紫をベースにした所々にピンク色した桜や桃の花があしらわれていた浴衣を手渡された。
私は恥ずかしさもあったけど、着ていたものを彼の目の前で脱いでいった。
「あぁ、美しい、、、。なんて綺麗なんだ。」
彼は思わず口から言葉を発していた。
上の服を脱ぎブラジャーをはずした。
乳首がピンと上を向いて硬く尖っていた。
スカートを脱ぐとあそこが彼から丸見えになった。
「綺麗なおまん、こ、、、。華子さん。下着を着けずに浴衣を着てください。」
私は少し考えて、「はい」と答えた。
生地が乳首に触れるたびに喘ぎ声が漏れそうになるのを我慢した。
黄色に白のラインが入った帯は浴衣の色に合っていた。
「あぁ、素敵だよ。華子さん。あなたとこうして巡り会えたことに感謝します。」
そう言って彼は私の唇にそっとキスをした。
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