13日が過ぎて、グループチャットのメンバーに不満がではじめた。
当然かもしれない。毎週のように週の頭と週末にはオナネタになりたがっている変態人妻で遊んでいた数十人の男達だ。
そういう場を作ったのは俺だし、その場に義母を連れ込んだのも俺、、、その不満が俺に来るのはネットの中では当然の成り行きかもしれない。
ピークは8日目、、、週末に義母がログインせず、週の頭である月曜日にもログインしなかった日だと思う。
火曜から木曜の夜までは休みなのだから、時間的に待てない男もいるだろう。
週が明けてからログインすらしない男が1/3ほどいた。
ネットだし、そんなもの、、、そう感じながらも、批判されるのを承知で、それでも義母のログインに期待して俺は毎回パソコンの前に座った。
「3週間、、、か、、、」
それが、あの約束した日を基準とするなら来週の頭だ、、、、
そうとは口にできず、俺は静かに呟いていた。
とはいえ、流石に何もせずに待つには3週間は長すぎる。
21日間なんて、普通ならなんだってできる。
俺は耐えきれず、両親の寝室に忍び込んだ。
それ自体は、何度も繰り返してきた。
義母の真面目な性格の恩恵、、、いや、彼女にとっては不幸かもしれないが、、、そのおかげで毎回、失敗などした事がない手順た。
クローゼットを開き、一番左の衣装ケースを取り出す。
その奥に隠されたボストンバッグが彼女の秘密の全てだ。
俺はいつものようにそのチャックを開き、中身を床に出す。
ゴトゴトガチャドン
床に、俺だけが知る義母の秘密が広がる、、、はずだったが、俺の口から出たのは「なんだ、、、これ、、、」だった。
まず目に入ったのは下着だった。
いや、下着とは呼べないかもしれない。
それは明らかに羞恥心を煽り女をメスとして扱うために作られた道具と呼ぶべき代物だった。
2本の紐としか見えないパンティは、その股間に真珠を模した大小なサイズのビーズが連なり、ハーフカップと呼ぶのもはばかられるブラは乳首のあたりの布が切り取られていた。
尻尾のついたアナルプラグ、外人サイズの黒いディルド、紫や赤や白のローター、サイズやリモコンの違うバイブ、、、、
これをたった2週間で揃えたのか、、、使い、試し、快楽を得たのか、、、?
探索はさらなる疑問を生む結果にしかならなかった、、、。
今日は土曜日。
とはいえ、もう2週間もログインしないネット上だけの変態女の集まり。
ログインの数は昨日よりも少なく、ログが流れる事もなく、、、
と、その時、画面が文字で埋まった。
全員の発言は「キターーーーーーー」
俺は驚き、期待し、メンバーの表示を見た。
まさか!戻ったのか!
やはり義母は!あの女は俺でしか無理だったのか!
危険に晒されたかもしれない。
後悔するほどの何かがあったのかもしれない。
けど、どれもどうでも良い。
戻ったのであれば、また俺のモノになるのであれば、、、。
しかし、義母のアカウント、Yは黒くなったまま、何の反応もしていなかった、、、。
なのに画面に「waiting」が表示される。
数秒後にそれは広がり、そこには全裸の女が表示される。
女は全裸で、カメラに向かって足を開いて薄暗い部屋に座っていた。
相変わらず足首から下と首から上は画角から外れている。
けれど明らかに数日前とは違う雰囲気を醸し出していた。
「お待たせしました、、、」
ふと、女が話し始める。
「皆さまへの誓いを破り、、、ログインできなかった、、、できなかった事をお詫びします、、、」
静かに、少し震えた声が響いて行く。
「この2週間で、、、した事を、、、おこった事を、、、ご報告、、、最初にご報告します、、、」
女は全裸を震わせながら、言わされているのか、戸惑っているのか、、、言葉を繋いでいく。
「まず、、、私の名前を、、、」
俺は、自分の手を離れた、、、1番の理解者であり調教者であったはずの相手、、、義母の発言に恐怖した。
、、、名前?
名前を、、、?
「私の、、、名前を晒します、、、」
、、、は?
名前を、、、?
、、、名前を晒す???
「私は、、、由美です、、、高橋由美と言います、、、、」
おいおいおいおいおいおいおいおい!
「生年月日は、昭和、、、」
待て!
待て待て!
おいおいおいおいおいおい!
「、、、市の、北区に住んでいます、、、、最寄駅は、、、」
何をしている?
理解ができなかった。
理解する術がなかった。
発言は、決定的ではないにしろ事実ばかり。
意図が分からず、繋いでいないマイクに向かって叫ぶほどパニックになった。
立ち上がり、叫び、、、そのまま固まった。
「、、、3日前から◯△町のデリヘル、、、デートクラブYで働いています、、、」
「変態って、、、由美、、って指名していただければ、、、ホテルに向かいます」
「ピルを飲んでいます、、、中出ししていただけるように、、、15人に、無料で本番、、、中出ししてもらいました、、、」
義母は右手を股間で動かしながら左手をカメラに伸ばす。
ガチャ、カチャ、ガチャ、、、不快なプラスチックのような音をたてながらカメラの角度が上に向いていく。
乳房から鎖骨に、鎖骨から首筋に、、、そして見慣れた義母の顔が、少し下から見上げるような角度で映し出される。
「みなさま、、、これが私の顔です、、、いつも、、、◯◯ヶ丘公園駅から電車に乗ります、、、肉便器、、、変態のマゾです、、、」
画面が白くなるほど、男達の歓喜のログが流れる。
義母はまるで、数週間前にしていたのと同じように応えていく。
男のログを口にするたびに、その卑猥な罵倒に返事を返すたびに、みるみると欲情のソレを顔に浮かべながら、、、
「はい、、、はい、、、はい、肉便器です、、、妊娠したいです、、、はい、、、はい、、、犯してほしい、、、性処理に使われたいです、、、はい、、、明日は10時頃に、、、」
俺は無条件に、無意識に立ち上がった。
部屋の扉を開けながら走り一階につながる階段を転げ降りた、、、先にあったのは、明かりがついているだけの、無人のリビングだった。
時計を見上げた。
そこには義母の誕生日プレゼントに俺が送った鳩時計が22時を指していた。
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