コメントありがとうございます。
ゆっくりペースですが、更新していきたいと思います。
では、続きを、、、
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親父たちの部屋の中を僕の目が直接見ることは出来なかった。
部屋の中から聞こえる二人の声だけが僕の興奮を掻き立てた。
手にしたスマホは相変わらず中の様子を撮影している。
僕はスマホの中に録画されていく動画を後で確認するしか僕の楽しみはなかった。
さおりさんと関係を持つための材料を集めるためと自分に言い聞かせ、痒いところに手が届かないといった今の状況をただただ過ごすしかなかった。
「ぁん、、ぁん、、ぁあああ、、いい、、、もっとぉ、、管理人さぁん、、もっとぉ、、さおり、、いっちゃう、、、」
「おおおっ、、、うっ、、いくっ、、むぐっ、、ぉおおおおっ、、」
二人の行為から発せられる声が止まった。
しばらくすると、二人の声は全く聞こえなくなった。
やがて扉が開いて閉まる音が聞こえた。
僕は急いで自分のいた部屋の中に移動し、親父たちの後を追うため急いで玄関に置いた靴を履いた。
玄関扉に耳を当て、二人の足音が聞こえないことを確認して扉を開けた。
エレベーターの前まで急いで表示を見た。
「、、、3、、2、、1」
どうやら二人は駐車場に向かったようだった。
僕は廊下から身を乗り出し駐車場の入り口を覗いた。
親父のシボレーがさっき来た方向に戻っていくのが確認できた。
僕はエレベーターに乗って1階まで降りた。
通りに出てタクシーを拾い、自分の住むマンション名を告げタクシーの後部座席の背もたれに体を預けた。
(さおりさんと関係を持つには、スマホに収められているだろう動画が必要であるが、それと同時に親父の存在が邪魔だなぁ、、、。一体親父をどのようにしてさおりさんとの関係を断ち切らせようか、、、)
そんなことを画策しながら、僕はタクシーの中で軽く眠りについた。
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