10分後僕のスマホが鳴った。
どうやら到着したようだった。
僕はさおりさんを先に家から出させ、エレベーターホールへと移動させた。
あたかも偶然さおりさんと出くわしたかのように工作する必要があった。
実際、さおりさんがエレベーターホールに着いた時、そこから一番近い住人が住む玄関の扉がパッ開いた。
見るに耐えかねないほどの肉付きのよいおばさんが出てきて、さおりさんの姿を上から下までじっくりと見ていた。
おばさんは自分の姿とあまりにも違うさおりさんの姿を見て、家の中へとすごすごと戻っていった。
エレベーターの扉が開いてさおりさんが乗り込んだ。
僕は小走りで後に次いでエレベーターに乗った。
エレベーターが1回に着くまで僕はさおりさんのワンピースの中には手を入れ、何も履かれていないあそこに指先を入れていた。
この狭い空間では、さおりさんのあそこから聞こえるクチュクチュといういやらしい音が容易に響いた。
エレベーターが1階に着き扉が開くと、そこには親父が立っていた。
そう。
僕がさっきの電話で親父を呼び出していたのだった。
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