小さな部屋はお互いの体から醸し出される淫らな匂いと獣の交尾のように唸るような声に支配されている。
翠は何かにすがるように強くシーツを握り締め、歯を食いしばり辛うじて正気を保っていた。
(感度が良すぎてどこで感じてるのか分からないな。ここか?それともこっちか?)
田辺は翠の反応を見ながらGスポットや子宮口を丹念に責める。
(なるほど・・・開発されてない分、こっちの方が楽しみがあるな)
田辺は肉棒をゆっくりと根元まで挿入すると子宮口を丁寧に刺激した。
コリコリした塊をゆっくり押し上げ、時には強く弾き、時間をかけて何度も何度も突き上げる。
たまらず翠の口から声が漏れる。
「ここが気持ちいいのか?」
わざとらしく聞く田辺に翠は虚ろな表情で答える。
「そこ・・・気持ちいい。おかしくなっちゃいそう」
田辺の腰の動きに合わせて翠の口から「あっ・・・あっ・・・」とリズムよく声が出る。
田辺の一突き一突きごとに翠は快楽の階段を登った。まるで田辺に手を引かれるように。
田辺の顎から汗の滴が翠の腹に落ちる。
もう何分同じ体位で突き続けただろうか。
(ここで体勢を変えちゃいけないんだよな。最後までここを刺激し続けるか・・・)
田辺には分かっていた。
(体位を変えたがるのは男だけ、それも女を分かってない奴だけだ。このまま責め続けて、一回見せてやるか・・・)
田辺は腰を動かすペースを少し早めた。
「あうっ・・・あっ・・・あっ・・・」
翠の声が大きくなる。
(もう少しで・・・)
全身に汗をかいた田辺が更に大きなストロークで肉棒を出し入れする。
すると翠の膣に変化が表れた。
膣口から奥に向かって、まるで肉棒から何かを搾り取るかのように締め上げてくる。
その収縮リズムが段々と早くなってきた。
「翠、どんどん締め上げて来るじゃないか、もうイキたいんだろう?」
「えぇ、もうイカせて・・・」
その言葉を聞いて田辺は更に腰を振るスピードを上げる。
部屋には田辺の陰嚢が翠の尻に当たるペタンペタンという音が響く。
翠の膣から白い淫液がまとわり付いた肉棒が出し入れされる。
「ダメ、もうダメ、イキそう・・・」
翠の体に小さな痙攣が起きた。
快楽の階段を上り切ろうとする翠。
その階段の先にはどんな世界が広がっているのか。
引いた潮が一気に打ち寄せる津波のような快感が襲おうとするその瞬間、田辺の動きが止まった。
「まだだよ・・・」
主導権を全て握った田辺が焦らす様に肉棒を奥まで突き刺したまま言った。
「お願い、イカせて・・・」
翠の膣は動かない田辺の肉棒をキュッキュッと強く締め上げる。
「もう少し楽しまなきゃ」
再びゆっくりと肉棒を抜き差しする。
まるで翠の膣のひだを一本ずつ確認するように。
「もう・・・おかしくなっちゃいそう。お願いします。イカせて下さい」
潤んだ目で必死に訴えかける翠。
田辺は翠の耳元に顔を寄せると何かを囁いた。
すかさず首を振る翠。
「俺はこのままでも構わないが。こんな美人とセックス出来たんだ。それで充分満足だ。そっちはどうなんだい?どっちにするか自分の口で言ってごらんよ」
ゆっくりと肉棒を出し入れする。
「はうぅぅっ・・・」
眉間に皺を寄せ快感に翠の顔が歪む。
「・・・お願いします。翠の口に出して下さい」
「そうか、そっちにしたか。よし、口に出してやるから」
田辺は再び大きなストロークで子宮口を強く突き上げる。
翠の両肩をしっかり掴み、腰を叩き付けるかの様に激しく動かした。
「あっ・・・ダメダメ・・・いく・・・」
翠は快楽の階段の最上部から最後の一歩を踏み出した。
膣から始まった痙攣は腹を震わせ、大きな胸を揺らすと脳を痺れさせた。
(もう何が何だか分からない・・・気持ちいい・・・)
顎を反らせて激しく痙攣する翠。
初めて女としての快楽に溺れた。
踏み出した一歩は果てる底無き快楽への入口の一歩だった。
薄れゆく意識の中で田辺の動きが激しさを増し、次の瞬、翠の体から引き抜かれた。
そして半開きの翠の唇を押し開き、大量の欲望を吐き出した。
肉棒が脈打つ度に大量の精液が翠の口内に放出された。
何度も何度も放出される田辺の欲望。
「ゴクッ・・・」
翠の喉が鳴る。
翠は田辺の吐き出した精液を全て飲み込んだ。
「ゲホッゲホッ・・・」
あまりの濃さと量にむせる翠。
「ふうっ・・・最高だったよ翠・・・」
肩で息をする田辺が翠の髪を撫でながら言った。
翠は頷くと自らの白濁液で汚れた肉棒に舌を伸ばした。
陰毛に絡む粘液を舌で舐め取ると根本から丁寧に舌を這わせる。
そして先端を口に含むと肉棒を手でしごきながら尿道 を吸い上げた。
「少し休んだらまたするか?」
翠は肉棒から口を離し頷くと再び肉棒を口に含んだ。
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