高崎さんに手を引かれてベッドに上がりました。
裾の乱れを気にする私を抱き寄せた彼が、唇を被せてきた時でした。
唇が触れたと思った瞬間に離れた彼と、私は顔を見合わせていました。
真由の声が聞こえたような気がしたんです。
私から離れたということは、おそらく彼の耳にも達していたと思いました。
彼は人差し指を唇に当てて微笑むと、静かに移動して壁に耳を押し当てます。
そして私を手招きしたんです。
私たちは間近で顔を見合わせながら、そっとお隣の部屋の様子を窺いました。
「ああ…」
確かに真由の声でした。
いくら親友だとは言っても、彼女のあの時の声など聞いたことは有りません。
顔が火照ってお口の中がカラカラに渇いてきましたけど、なぜか壁から離れることは出来ませんでした。
「あっ…ああ~」
真由が感じている様子が壁越しに手に取るように解ります。
松山さんの愛撫を受けた彼女が、身をくねらせて悶えている姿を思い浮かべていました。
ふと気づくと、窮屈な姿勢で壁に耳を当てていた私のバスローブの裾が乱れて、高崎さんの視線が私の股間に突き刺さっています。
慌てて胸元と裾の乱れを直しましたが、私は彼に恥ずかしい姿を見られてしまいました。
耳を離したのにお隣からは真由の声が洩れてきます。
「ああっ! いいっ! 」
やがてベッドがリズミカルに軋む音が聞こえてきて、肉がぶつかり合うペチャペチャといやらしい響きが伝わってきました。
眼の前の高崎さんの股間が大きく膨らんでいることに気づいた私は、一瞬だけ躊躇しましたが直ぐにその気持ちを振り払って、バスローブを捲り挙げてお顔を寄せていきました。
真っ黒な陰毛の中から突き出した彼は、とても50歳過ぎの年齢とは思えないほど立派な佇まいです。
先っぽに滲み出した液体を舐めとり、彼をお口いっぱいに頬張りました。
「ん…」
「ああ…ああ~っ!」
私は高崎さんの吐息と真由の喘ぎ声を耳にしながら、夢中になって彼を愛撫し続けました。
お口の中で周りを舐め廻したり、尖らせた舌先で先っぽを突っついたりと、思いつく限りに舌を蠢かせていきました。
「あっ! いっ! くっ!」
ベッドの軋み音が一段と激しくなって、真由が絶頂に達したことを表現する頃に、高崎さんは私を押し倒して両足を大きく拡げさせました。
「いや…恥ずかしい…」
でも彼の舌が私の秘密の花弁を舐めあげた途端に、私の羞恥心はどこか遠くに飛び去っていきました。
手指を噛んで必死に声を抑える私を、彼は意地悪にも入念に攻め立ててきます。
「ん…ん…んん…」
バスルームを出てから溢れ続けていた私の花芯は、彼の唾液と私自身の愛液で、とっくに洪水状態になっていました。
舌先で花芽を襲われた私は直ぐに限界に達してしまい、彼に懇願してしまいました。
「おねがい…もう…もう…」
私の気持ちを直ぐに察した彼は身体を繋げてくれます。
挿入される瞬間には夫の顔が頭の中に浮かびましたが、肉体の悦びを知り尽くした女の身で、抗う術は有りませんでした。
「ああっ!」
思わず声を抑えることを忘れるくらい強烈な快感に、私は打ちひしがれていました。
夫以外の男性を受け入れた背徳感が、私の気持ちを更に駆り立て、それが快感となってどんどん増幅されていくんです。
シーツを手繰り寄せて噛み締めてはいましたが、どんなにしても声を殺すことは出来ません。
「ああっ! ああ~っ! 」
ゆっくりと動いていた彼が突然動きを速めたために、私はすぐにエクスタシーを迎えていました。
「あっ あっ! ああっ! 」
私を追いかけるように、彼は私の胸元目掛けて熱い精液を放出してくれました。
彼の腕に抱かれて快感の余韻に浸っていると、突然お部屋の電話が鳴りました。
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