その後、僕たちは神戸に移り住み前々からしてみたかった雑貨屋を小さいながらも経営していった。
そういえば撮影の時も雑貨屋さんだったよな。
あの時麗華から送られてきたバンクシーのポスターは、今は僕の背にある壁に掛けられている。
どうもこのポスターが評判みたいで売ってくださいというお願いがたくさんあるのだが、2人の思い出の品なので手放すことはできなかった。
麗華は奥の部屋で子どもに授乳していた。
あれからすぐに僕たちの間にはとっても可愛らしい双子の男女が生まれた。
麗華は毎日が戦いだと愚痴をこぼす反面、笑顔で子どもたちの顔を見ている。
そんな麗華を見るのが僕の今の幸せであった。
僕たちの人生の物語はまだまだ続くのである、、、
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