episode 9
つづき-----------------------------------
彼は迷っていた…私のお願い事とは…それは彼が、私の従業員になる事…私が欲しい部下は、私に忠実な…若い種付け男…伝えた通りに動き、実行する…そんな業務として割り切った忠実な従業員が欲しかった。
もちろん、彼にもそれ相応の報酬が必要だ…彼の大事な時間を割いて、こんな私の為に無駄に浪費させてしまうだけではダメだ…私が考えた、彼へ支払われる報酬は…金でも無く、物でもない…それは妻み食い…妻の身をもって支払われる彼への対価…。
恵(ケイ)君
『旦那さん…本当にそれで…それで宜しいのですか?…本当に…旦那さんには何の得もないですよね?…』
私
『あぁ…無い…あれから色々と考えたんだ…いつも思ってた…満ち足りた夫婦に足りないもの…これから先、老いて逝くだけの私と妻を…満たしてくれる者…それは井上君…君だと私は思うよ…だから…勿論、費用等は私が何とかするから…頼むよ!』
恵(ケイ)君
『……しょ…承知しました…旦那さんの命令どうり…この話し、お受けいたします…いや、喜んで!…』
私は、彼が引き受けてくれたことに安堵(あんど)した…断られるかも…妻に伝わったりするかも…と、不安だったが…彼も若い、毎日…毎日…一生懸命働き、学費を稼ぐ事に疲れてるだろうし、彼女が出来る暇さえないだろう…。
彼も人間だ!…食欲:睡眠欲:性欲も解消しないと…生きてるとは言い難い…欲の中でも1番に解消が難しい欲…【性欲】しかし以外にも快く承知してくれたものだ…やはり…若さ故の性欲だな(笑)…。
私
『早速だけどさ!…今週末に女性のパートだけで飲み会あるよね?…焼き鳥会とか言ったかな?…知ってる?』
恵(ケイ)君
『あぁ…知ってます、本当に女性陣だけですよ!…◯◯駅の近くで、美味しいらしいですね!(笑)』
私
『当日…帰宅する妻を迎えに行ってくれないか?…帰り道にさ…約束どうり《しゃぶってもらえよ》…なっ!…いいだろ!?…また今度ね!だよ…』
恵(ケイ)君
『えっ!…ええっ!…そんな…そこまで解っていたんですか?…偶然にしては、わざとらしく無いですか?出来すぎですよ!…それに…自分…今月でバイト辞めるんです…。』
私
『えっ!…辞めるの?…だったら都合がいいんじゃない?…それから、理由は偶然じゃなく必然にするんだよ!…考えてやるからな(笑)』
恵(ケイ)君
『はぁ…はい解りました!、お任せします!…ちょ!…あぁ…ムズムズしてきました…なに…この感覚(笑)…』
彼との交渉を終えて、帰路につく…ワクワク感に満たされ…ニヤニヤがとまらない…挙動不審な私の姿は、妻の目にどう映るのだろうか…妻の前で、平常心で居る自身がないな…。
さてさて…安易に私は彼に対し、作戦計画を立てると話したが…さて…どうしたものか?…入念な計画を練り、彼と妻の第2接触《The second contact 》を性行させなければ…(笑)
計画を必然的に持ってゆくには…??
私は、ある計画を思いついた…そう、真面目で働き者、日々、時間に追われる彼には、もう一つ架空のアルバイトでも掛け持ちして貰おうか…。
-------------------------------------------------つづく
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