episode 8
つづき-----------------------------------
1年間が毎年早く感じる様に、事が進むのもまた早い…あれから1週間、変わりない平凡な日々が私と妻に訪れては…去って行く…。
私
『そういや…タイヤの交換代金さぁ!…井上君に連絡した方が良いのか?…代金貰うつもりはないけどね!…』
妻
『えっ!…まだ連絡してないの?…修理したって伝えてるから、きっと…待ってるよ…井上君…』
私
『えっ…俺がするの?…30,000円だよ!半分でも彼には負担が多くない…』
妻
『私も言えないよ!…嫌よ!…可哀想だよ!…自分で連絡してよね!』
本当は自分で伝えたいんだろ…そして(…払う必要は無いよっ!)て、言いたいんだろ…妻よ…あれから何も話さないし…真面目な主婦を演じているけど…本当は彼に甘えたい…抱かれたいんだろ?…俺には解るんだよ…。
私
『わかったよ…俺が明日の昼にでも連絡するよ、彼は何時位が休憩なの』
妻
『井上君とはシフト違うけれど…13:30~14:30位なら大丈夫と思うよ!』
翌日…13:30分 私は聞いていた携帯番組に連絡した…でもそれは、別件の連絡だったんだ…
(プップップッ…プルルルルッ…プルルルルッ…プルルルルッ…プルルルルッ…)
恵(ケイ)君
『はい!…井上です!…あっ…◯◯さんですか?…こないだは有難う御座います…はい!…奥さまから聞いております…で?…お幾ら位に…』
私
『いやっ…実はね…頼みがあるんだよね…タイヤ代金は要らないから…少しでもいいから話を聞いてくれないかな?…今夜は学校?…時間は取らせないよ』
恵(ケイ)君
『いえ…丁度、授業はありませんけど…何処に行けば宜しいですか?』
私
『じゃあさ…そちらの会社近くにある◯◯公園の駐車場知ってる?』
恵(ケイ)君
『ええ…こないだ別れたコンビニの、裏手にあるデカい公園ですよね?…』
私
『そそ、じゃあ19:00時位に待ち合わせで…車、解るよね?』
恵(ケイ)君
『はい!…私の車は◯◯ー◯◯の黒いダイハツの軽です。』
私
『解った!…あっ…でもね!…お願いの件は、妻に内緒にしててくれないか?…別に井上君に負担が掛かる事では無いからね!…大丈夫?』
恵(ケイ)君
『解りました…大丈夫ですよ!…その後、飯でも食いに行きませんか?…お礼しないと…』
なんとも謙虚な彼に、私は親近感すら芽生えていた…そう…彼になら…妻の無くした感情を…ひたすら家族の為だけに尽くす妻の…押し殺したはずの秘めたる本質を解放できるのではないかと私は考えたんだ…。
翌日…待ち合わせの駐車場に先に着き、井上君を待っている…暫くして黒い軽に乗り、井上君が現れた…。
恵(ケイ)君
『お疲れ様です!…お待たせしました!…旦那さん、先日は本当に申し訳ありませんでした!…』
私
『いいよ…いいよ!…まぁこっちに乗ってくれる?…寒いし、長くなるからね!…どうぞ!どうぞ!…』
恵(ケイ)君
『お邪魔します!…で、どんな…お願い?…でしたか…すいません…色々考えたのですが…宗教とか…ネズミ講とかですか?それなら…』
私
『じゃぁ言うよ!…お金とかタイヤ代金とか、全く必要ない!…よく聴いて…私の願いに応えて欲しい…』
恵(ケイ)君
『はい!…教えて下さい!』
私
『あのな…妻の事は…好きか!?…』
恵(ケイ)君
『えっ!!…ええっ!…なんで?』
私『うちの美佳は、好きかと聞いてる!…好きか!…抱きたいかっ!…妻で、妻で!…何回抜いた!…何度寝たんだ!…毎日か!…毎日妻で扱い(しごいて)てるんだろ!…妄想で何度しゃぶらせたんだ!…』
思わずエキサイトしてしまった。
恵(ケイ)君
『いえ…自分は…してません…好きだけど…でも…確かに数回は奥さまで…抜いています…すいません…』
私は見た事、友人から聞いた事、事の経緯を全てを彼に話したんだ…。
(友人も目撃者)
(妻に無理矢理キスした事)
(妻の乳房を揉み、搾り込んだ事)
(妻にシャブらせようとした事)
(妻のパンティを濡らした事)
(全て私は見ていた事)…を…。
突然!…彼は車から飛び出して、膝をつき、私に土下座した…私もすぐに飛び出して、そんなつもりでは無い事を彼に伝え、宥めて(なだめて)車内に戻す…暫く彼は放心状態だったが…私の願いを理解してくれるまで、さほど時間は掛からなかった…。
-------------------------------------------------つづく
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