episode 7
つづき-----------------------------------
井上君と別れた帰り道…余り気分は乗らないが無理にでも妻と会話しようと思ったんだ…変わらず陽気な妻は、私の質問に、いつもと違い、気分良く応えてくれるのは何故だろう?…。
私
『ところで飲み会はどうだったの?…他に沢山居たよね?知ってる人は数人しか…上司に主任だろ…あと…パートさんの◯◯さんと、◯◯ちゃんと、井上君だけかな?…』
妻
『だね…それ以外は、あなたの知らないパートさんばかりかな?皆さんシフトも違ったりするしね(笑)あっ…あと…ハゲた男性が居たよね?見た?セクハラ発言ばかりする派遣の男性が…もう最悪よぅ…あれが◯◯さん…まぁ私は流すの得意だから…』
私
『そっか(笑)でも楽しかったなら良かったやん!…俺に気にする事無く、女子会やら同窓会やら、好きに行ってもいいんだよ…家事も大事やけど息抜きしないと…最近は家でも酒は飲まないし…すまないね…』
妻
『いいの?…やったっ!有難う…実はね、来週末に女子だけで焼き鳥会があるんやけど…参加してもいいかなぁ…無理だとばかり思っていたから…じゃぁ参加してもいい?』
私
『もちろん!いいよ…行け!…行け!…気にせずに身も心もリフレッシュしておいで!…でもちゃんと自力で帰ってこいよな!www…』
妻
『どう言う意味よ(笑)…もち帰るわよ…あなたと子供のご飯やら、主婦は忙しいんのよ!…でも…ありがとう』
自宅のマンションエントランス…妻を先に降ろし、駐車場に向かう…振り返っても誰も居ない静かな車内…私は車を駐車して、後部ドアを開けたんだ…
最初に感じた事…薄ら漂う(ただよう)ムスクの香りを鼻に感じた…シートに染み付いたのだろうか?…妻の髪の香りや、香水とは明らかに違う…
ふと…足元に落ちている妻の髪飾りと、髪留めゴムが目に付いた…それを手にした私は先程の光景が頭を過ぎり(よぎり)、生々しい欲望が、私を変えてゆくのを感じた…。
あの時…この場所で…2人は抱き合い求め合った…互いの唇を貪り(むさぼり)…舌を絡め…唾を飲み…抱き合った…妻の柔らかく、ふくよかな乳房を揉み込み…搾り(しぼり)…愛撫し、彼は私の妻に対して、他人である男根を膨らまし、そそり起たせたのだ…。
あの時、私と乗用車のタイミングが少し遅ければ…妻は…彼自身である男根を…その柔らかな唇の奥中に咥え込み…滑(ぬめ)った舌を使い…上下にアップダウンしていたはずだ…。
これは現実なんだ…困惑している…私には辛すぎる…単なる妄想であるとすれば、それはそれ…オカズに抜いて満足して事、終わる…しかし現実だ、これから妻に起こり得る事は、想像も出来ない位に、時間と精神を無駄に浪費して、私の身を削るのだろう…。
自宅に帰る、妻は既に浴室でシャワーを浴びていた…あんな事があれば、いくら家庭を大事にしていても、いくら献身的な妻でも、疑いを持たざる得ない…井上君以外にも…。
私は洗面台に向かい、歯磨きを始めた…洗濯カゴに山積みされた洗濯物がひしめき合い、足元まで散乱している…いつもなら無造作に投げ捨てているはずの下着が見当たらない…何故だろう…そう私は感じたんだ…。
(ジャバジャパ…バシャパシャ…)
浴槽内でシャワー中の妻…きっと不覚にも濡れてしまった花園を…綺麗に洗い流しているのだろう…私はわざと、大きな声をかける…。
私
『うぉーい…飯はちゃんと食べれたの?…酒ばかりで食べてないんじゃ』
妻
『えっ?…なんて?…あぁ大丈夫!…食べたよぅ…多少足りないくらい』
たわいのない話を妻に問いかけ、私は洗濯カゴ奥に丸められ、押し込まれた妻の下着を見つけた…ブラジャーとパンティを取り出て確認する…ブラはシンプルな白、パンティは黒でフロント部分にピンク色の小さなリボンの着いた物、いわゆる、お仕事コーディネートだ…手に取る私の指にはネットリとした感触が……。
(えっ?・・!!・・えっ・!!・・なんだこれ!!・・・うわっ!!)
パンティのクロッチ部分にはヌチャヌチャした透明な液体がベッタリと付着していた…愛液だ…私が想像していた以上の…愛液だった…。
普段から濡れにくい妻なのだが、今回は、クロッチの部分に乾くことなく、ベッタリと染みこんでいる…(私も初めて見る量だ)…。
彼の軽いボディタッチ程度の愛撫に興奮し、股を濡らしたのだろうか…なる程…これだけ濡らせば、あの時…多少のリスクを犯しても…彼の男根を咥えたくなるに違いないな……。
-------------------------------------------------つづく
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