旧家、高階家の淫らな嫁、優花里、(3)
[高階家の淫らな風習、泣き濡れる優花里の柔肌。]
優花里は愛する夫を膵臓癌で亡くし、その哀しみを尚数さんとの禁断のセックスで癒し、毎晩お互いの性器をケダモノの様に求め合っていた。
しかし、優花里は少しだけ不安感に悩まされている様だった。其れは尚数さんが35歳だと言うのに、今だに無職で有った為、このまま、尚数さんのお嫁さんに成ってこの高階家の次の当主として子孫繁栄して行くべきか悩んでいた様だった。
でも、優花里にはその選択肢しか無かった、実際、本来なら勝正さんと優花里が次期当主夫婦として主だった人達にお披露目される筈だったが、この度の突然の不幸で逸れも叶わぬ夢と成ってしまった。
そんな不安感の中、或る日、現当主で優花里の義父でも或る勝秀に部屋に来る様に言われて優花里は何事かと思いながら勝秀の待つ部屋に入って行った。
すると現当主の勝秀さんは何故か羽織袴の正装で礼儀正しく正座しながら重い口を開いた。
「優花里さん、其処に座りなさい……、この度は優花里さんも夫の勝正を癌で亡くし、若くして未亡人にしてしまった事は本当に済まないと思っている……、君がこの高階家から去って行ったとしても構わないが、我が高階家にも、難としても跡継ぎが居ないと高階家として示しが就かないので、出来れば尚数の嫁として此処に儂としては残って欲しいと思うのだが、どうかな、
優花里さん……?!」
優花里は暫く考え一つ間を置き、こう言い放った。
「御父様、私もこの高階家に覚悟を決めて嫁いで来たからには、一生この高階家で生きていたいので私は高階家に残りたいです……!」
「そうか…、優花里さんは高階家に残って下さるか……
! 逸れを聞いて儂も安心したよ、優花里さん……、
逸れでだが、近々、尚数と優花里さんの次期当主の夫婦としてお披露目したいのだが、優花里さんは何も異存は無いかねぇ……?!」
「は、はい…、御父様、私には何も異存は有りません
……、」
「そうか…、優花里さん、ご苦労様だったね、じゃあ
、もう部屋に戻っても良いですよ……、」
「逸れでは、御父様、失礼します……、」
と優花里は勝秀さんに丁重に頭を下げると勝秀さんの部屋を品良く後にして行った。
しかし、そのお披露目会にはこの高階家にしか無い
淫らな風習が有ったのだった。
逸れはお披露目会に出席した親戚一同の観ている前で
尚数と優花里の子作りを見届けると言う、高階家独特の風習が有る診たいだった。
そして、その独特の風習は代々受継がれていた様だった。そんな事とは知らず、優花里は淫らなお披露目会の日を指折り数えて待ち焦がれている様だった。
つづく。
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