つづき---------------------------
私は廊下にへたり込む…目の前の出来事に動揺し…言葉すら出なかった…
町添
『さぁ…美嘉さんっ…シャワー浴びに行こうかっ…汗だくだっ…』
美嘉(妻)
『うんっ…』
妻と町添は立ち上がり…扉を開いた…目の前にへたり込み座る私を見下ろし、ニヤニヤと笑いながら2人は私に言葉を掛けてきた…
町添
『おつですっ…旦那さん…』
美嘉(嫁)
『まだいたのっ…そこ邪魔なんだよねっ!…それと…もう覗かないでよねっ…このっ…変態!!…じゃあねっ』
タオルを腰に巻き付け町添を追ってバスルームへイソイソと向かう妻…歩いた足元の床には点々と町添が出した白い精液が垂れ落ちていた…
それから暫くは家庭内別居のような生活が続く…私が帰る頃にはもう、夕食を既に済ませた見知らぬ家族がリビングでくつろいでいる、唯一、息子の大輔だけが…私に優しく問いかけてくれていたんだ…そんなある日、息子が私に相談してくれた…
息子(大輔)
『お父さん…僕…あの人逹嫌いっ…お母さんが健一君には優しくて…僕には…何にも言ってくれない…』
私
『…そうか…父さん何にも言えなくて…大輔ごめんなっ…ごめんっ…』
息子(大輔)
『でもね…お父さんも我慢してるから…僕も我慢するよ…だから早く仕事から帰って来てよ…お父さんっ…』
私は息子の言葉に…我を忘れ、逃げていた自分を…取り戻そうと決意した…
数日後、会社の帰り道…ふと思い出した事が頭を過る(よぎる)…そういえば…私は住宅を建設中の空き地へと足を向け歩いてゆく…暫く歩くと以前通っていた覗きの現場にたどり着いた…
以前のようにカップル逹の車は無い…現場の状況は変わらずにそのままの状態だった…壁を隔て、積み重ねられた土嚢袋…街灯も無く…人の出入りも無い真っ暗なフィールド…
誰も居ない壁の向こうを、土嚢袋に登り覗いて見たんだ…あぁ…なんか懐かしさを感じる…
すると突然!!…後ろから声をかけられた…慌てた私は飛び降り慌てた…
『よぅっ!!…暫く見なかったな!!…』
私
『……!!……』
『まさか忘れた訳じゃないよな…』
私
『まさかっ!…ご無沙汰です…』
『お前…また覗きに来たんだろっ…お前も好き者だよなぁ~…』
私
『いやいや…違うんですっ…実は…』
『…なんだ…どうしたっ…』
私はこれ迄の経緯、現在の状況を全て見ず知らずの覗きさんに話してしまっていたんだ…誰でも良かった…ただ…ただ…聞いて欲しかった…
『…………そうか……お前…大変だったな…よく我慢したもんだっ…俺でよければ組む気はあるか?…お前男だろっ!!…しっかりしろっ…奴等に復讐だ…』
私
『えぇ…でも…どうやってっ…』
『お前知らないだろうが…あのカップル…いや、お前の嫁さん逹は時々来てるぞ!!…2日に一度は車の中で本番ヤってるよ…しかも生で中出しだっ…』
私
『あいつらっ…子供残して…』
『悔しいだろっ!!…だったらお前…俺の指示する物を揃えてくれるか?…紙とペンある?…書いて渡すからっ…』
私
『あ…はいっ…どうするんですか』
私はバッグから手帳とボールペンを取り出し…彼に渡した…暗がりの中でスラスラと書き込む彼…
『こんなもんかなっ…後はお前の気持ちと行動力だっ!!…このまま木偶の坊と言われて生きるより、新しい人生を考えろっ!!…物が揃ったら持って来い…待ってるぞ…じゃなっ…』
私
『はいっ…』
この人との出会いが私を変えたんだ…
自宅に帰り、手帳を確認すると…数点の商品が書き留められていた…
私は近くのアダルトショップに向かい数点の商品を購入した…続いてホームセンターで油性ペンとガムテープを購入…そして防犯グッズの置いてあるカギ屋さんへ…何に使うのだろう…そう思いながらも私は嫌な気がしなかった…むしろ買い物を楽しめた…
一通り商品を揃えた私は、その日の夜に社用車で彼の元へ向かう…例の壁沿いに停車して彼を待っている…すると一時間位たった頃、壁の上からフロントガラス越しに覗き込む、人の頭が見えたんだ…きたっ!!…そう思ったわたしはウインドウを下げ声を掛けた…
私
『あっ…あのぅ…私ですっ!!…』
『ん!!…なんだお前かっ…見知らぬ車だったんで覗いちまったぞ!!…』
私
『期待させてすいません…例の商品を持って来ましたっ…見てください』
『今からそこに行くから待ってろ…』
彼は壁を回り込み、私の車へと乗り込んだ…商品を見てもらいながら彼の説明に耳を傾けた…
私
『マジっすか!!…なんて事を…でも…やらせてもらいますよっ!!…』
『よしっ!!…じゃあ明日からまた此所に通うんだぞ!!…てか、できるだけ奴等を来るように仕向けろっ!!…』
私
『やってみます!!…』
私は彼と別れ自宅に戻る…息子の大輔が…お帰りなさいと優しく言葉を掛けてくれた…嬉しかった…
私
『大輔っ…お母さんとおじさんは、時々…居なくなるだろ?…』
息子(大輔)
『うん…僕達が学校から帰って来て遊んでると、おじさんと夕飯の買い物に行くから留守番してなさいって言われるよっ…でもね、その日はお弁当ばっかりだね…』
私
『そうか…じゃあ明日、学校から帰って来たら、お母さんにこう言うんだっ…今日は僕らお弁当が食べたいなって…そう言えるか?…』
息子(大輔)
『わかったっ…ちょうど新発売のお弁当があるから、大丈夫だよ…お父さんっ!!…言ってみるねっ』
翌日、私は半休を頂きブラブラと時間を潰す…夕方近く、子供達が自宅に帰るのを確認して私は現場近くのコンビニの駐車場に待機していた…日も暮れた18時頃だっただろう…奴がコンビニに現れたんだ…
奴は私の車には気付いていない…社用車なので知るはずも無いが…ビニール袋を下げて車に乗り込み…私の自宅方向に向かって走って行った…さすが公務員だ…お早い帰宅ですなっとニヤニヤと笑みを浮かべて見送った…
私は現場に向かい彼を待機した…辺りも真っ暗になった頃に…彼は現れた…
『よぅっ!!…待たせたなっ…奴等が来たら決行するぞ!!…気合い入れとけ』
私
『はいっ…お願いしますっ!!』
これから奴等は自分達の身に起こる事にどんな反応を見せるのか…楽しみでならなかった…入念に彼と打ち合わせをして、どんな状況でも対応出来るように計画を練った…そして…
暗闇の中、近づいてくる1台の車…ライトをハイにし、ゆっくりと壁沿いに停車する…ライトを消しウインドウを下げ奴はタバコに火を点けた…
町添
『なんか久しぶりに来たねっ…』
美嘉(妻)
『だよねっ…帰り道、子供達のお弁当忘れないようにしなきゃっ…』
町添
『いつも逝っちゃうと放心状態なんだからなっ…美嘉さんはっ…』
美嘉(妻)
『町添さんが激し過ぎるからでしょ…もぅ…気持ちよすぎっ!!…』
町添
『だよねっ…じゃあさっそく…ほらっ…出してしゃぶってくれよっ…』
息子達の願いを聞き入れたのか…それとも自分達の性活の為なのか…どちらにしても私にはどうでもいい事だ…
今から私の復讐が始まる…
-------------------------------------------------つづく
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