単身赴任先の会社で借りているアパートに帰ると、
健二はどうして上杉部長と里奈が不倫関係になったか
色々と考えてみた。
健二は里奈に会社で自分が重大なミスを犯したことを
話してはいなかった。妻に心配をかけたくなかったからだ。
しかし、里奈は健二の会社に結婚するまで勤めていたから、
会社の中に女友達もいる。そういった人から健二の噂を聞いた
かもしれない。そして夫のために上杉部長に連絡して、自分のからだを
提供するかわりに夫のことを守ってほしいと頼んだのかもしれない。
里奈が上杉部長を呼び出して、
「部長さん、お願いがあります。」
「里奈さん、どうしたのかい。」
「おっとの健二のことなのですけど・・」
「ああ、知っていたのかい、優秀な社員なのに残念なことだった」
「部長さん、お願いです、部長さんは創業家ともご親戚でしょ、
夫の健二を助けてください。失礼なことはよく分かっています。
部長さんが助けてくれるのなら、あたし、部長さんと・・・」
「わかった、ここで話す内容でもなさそうだ。これから時間はあるかい。
この近くにホテルがあるから、そこでゆっくり話を聞こう」
「わ、わかりました。お願いします。」
もう一つは上杉部長から里奈に連絡をとって、
夫の健二を助けたければ、部長の言いなりになれと要求されて
里奈が部長に抱かれた可能性がある。
「里奈君、今日君を呼んだのは健二君のことなんだが・・」
「えっ? 夫が何か? 」
「聴いてなかったのかい、実は会社の仕事で重大なミスがあってね」
「確かに先週すごく健二さん、落ち込んでいました。それでどんな
ことを健二さんがしたの?」
「取引相手を怒らせてねえ、会社に損害を与えたのだよ。
このままでは責任をとって辞めらされることになる。
健二君のキャリアにも重大な傷になるだろう。」
「そ、そんな、健二さん、仕事が生きがいの人なのに」
「いや、それだよ、だから奥さんの君にも協力してもらって、
なるべく良いかたちにしたくてねえ」
「あたし?あたしがどうすれば良いのですか?」
「君も知ってるかもしれないが、私は創業家とも親戚だ。
私が会長に口をきけば、少なくともクビにはさせないよ」
「お願いします、部長さんのお力で健二さんを助けてあげて」
「それでだ、奥さん、私も妻を亡くして寂しい身の上だ、
私は君が入社したときから君のことを美しいひとだと思って
いたのだよ。魚心あれば水心て言うだろ。」
「わ、わかりました。部長さんの言うことを聞きますから、
夫を助けてください」
そんな妄想に耽りながら、健二は何度もオナニーをして果てた。
しかし、妻と部長のの痴態をもっと見たい、聴きたいという欲求が、
それが病的だと知りながら健二を突き動かせた。
すぐに自分の家の盗撮、盗聴をしようと決めたのだった。
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