鵜久森と里奈が寝室から出て1時間近くが経過して戻ってきたとき、
二人とも裸にバスタオルを巻いた姿だった。
「里奈さんはフェラが上手いなあ、危うく逝かされそうだったよ。」
「あら、よろしいじゃありませんの、おもいっきり逝ってしまえば。」
「そうはいかんよ、私も歳だから、一晩に一回しか逝けないからね。」
「そうかしら、社長さん、まだまだ出来そうに見えますわよ。」
「アハハハ、そう言って貰うと元気が出るがね。さあ、ここに座って。」
鵜久森はベッドに腰掛けると、里奈を隣に座らせキスを始めた。
禿げた頭の60過ぎの男が若い里奈を引き寄せて、太い舌を里奈の口に
入れていた。里奈もそれに応えるように小さなピンクの舌をチロチロと
突き出している。鵜久森は里奈の唾液と自分の唾液を絡めるように、
里奈の舌を吸ったり、自分の舌を里奈の口に侵入させたりを繰返した。
里奈から甘いため息がでると、鵜久森はそれを合図に里奈のからだに巻いた
バスタオルをほどいた。スリムなからだの割に豊かな乳房が現れた。
鵜久森は里奈の乳首に口をあて、まだ出ぬ乳を求めるように音を立てて
吸った。里奈は軽く声を上げたあと、自分の乳を吸う鵜久森の禿げた頭を優しく撫でた。
健二はタブレットに写し出されるその衝撃的な妻と鵜久森の行為を、
出張先のホテルの小部屋で見ながら、いきり立つペニスを切なくしごいていた。
里奈は鵜久森のバスタオルの下に手をいれて鵜久森の肉棒をしごき始めた。
鵜久森はベッドに里奈をゆっくりと押し倒した。
からだをずらせて里奈の両足を開かせると、彼女の股間に顔を埋めた。
犬が皿のミルクを飲むようにペチャペチャと音を立ててそこを舐めると、
里奈の喘ぎが次第に激しくなった。里奈は両手で鵜久森の禿げた頭を股間に
押し付けると、小刻みにからだを震わせて軽く逝ったようだった。
鵜久森はその様子をみて、里奈の恥丘の上あたりを優しく撫でながら、
「本当はここに私の子がいるのじゃろ。」
と言うと、里奈は首を左右に振った。
「さ、今度は私のおちんちんを舐めておくれ。」
里奈と入れ替わるように鵜久森が寝て、里奈が鵜久森の開いた両足
の間に顔を埋めた。里奈がじゅるじゅるとイヤらしい音を立てて鵜久森の
肉棒をしゃぶると、鵜久森は口を半開きにして呆けた面持ちになった。
肉棒を口から音を立てて抜くと、里奈は今度は鵜久森の陰のうを舐めた。
健二は、妻が鵜久森にするその光景に耐えられなくなって、
しごいていた手の動きを速めると、
ウオーとケモノの咆哮のような声を上げた瞬間、射精した。
ホテルの小部屋の黒い床に、行き先を失った精液が無惨に飛び散った。
鵜久森は、そろそろ入れさせて貰うよ、と起き上がると里奈を
四つん這いにさせ、里奈のフェラで硬くなったペニスをバックから
挿入した。白肌の傷ひとつない丸く大きなヒップに、鵜久森の黒光りする
肉棒がゆっくりと突き刺さった。鵜久森は大きく感嘆の息を吐いた。
ゆっくりと腰を動かしながら
「お腹の赤ちゃんが驚くといけないから、今夜は後ろからさせて貰うよ。」
鵜久森が気遣うように言うと、里奈は、すみません、と返していた。
やがて肉を打つリズミカルな音を立てて腰の動きが速くなると、
「おお、すごい、里奈さん、行くよ、里奈、里奈、里奈、、、おお、、、」
「きてー、きてー、中に出してー、精子いっぱい頂戴。」
汗をにじませて、禿げた中年男と若い女が官能の高みに向かって突き進んでいた。
やがて
「逝くぞ!!」
と気を込めて鵜久森の腰が深く打ちやむと、里奈がガクガクとからだを震わせて
逝ったのだった。鵜久森が男の精を里奈に出し終えて肉棒を引き抜くと、
里奈は硬直したからだの力が抜けたように、うつ伏せに伸びて行った。
鵜久森は額の汗をバスタオルで拭きながら、
「里奈さん、気持ち良かったよ。ありがとう。」
と礼を言っていた。
「凄い、鵜久森さん、凄く感じちゃった。」
里奈が笑顔で応えた。
その様子を遠く離れたホテルで見ている健二はというと、オナニーをして2度目の
射精で床を汚していた
俺と言う男は何なんだ、と健二は自分が分からなくなっていた。
他人の肉棒を妻が受け入れる姿に嫉妬し、怒り狂うと同時に、
その淫靡な姿に興奮し、性欲を異常に駆り立てられて射精し満たされる。
若く、美しく、官能的で、鵜久森や上杉などの社会の成功者から愛されている
妻が正直、自慢でもある。対立するはずの感情が、今の自分の中で
バランスを取って収まってしまっている。
俺は入ってはいけない土地に入ってしまったのかもしれない、と
健二は思った。普通の人は「危険! 立ち入り禁止。」と書かれた
看板の立つ土地には入っては行かない。ところが自分はそこに入ってしまった。
そして、そこで禁断の土地の快楽を知ってしまった。
この先俺と里奈はどうなってしまうのかと、考えあぐねる健二だった。
※元投稿はこちら >>