次の週末に健二は仕事で1泊2日の予定で出張しなければならなかった。
健二は、里奈はその日に上杉に会う予感がして、以前のように自宅の
寝室にウエブカメラを設置し、タブレットで外出先でも自宅の様子が
見ることが出来るようにした。また、里奈が外出する場合も想定して
ハンドバックに盗聴機を忍ばせておいた。
出張先のホテルの部屋でタブレットの画面で自宅を盗撮していると、
やはり健二の予想通り夜に上杉が健二の自宅の寝室に入ってきた。
「この部屋に来るのも久しぶりだな。今夜は話があるって何だい?」
上杉は背広を脱ぎ、ネクタイを緩めながら里奈に聞いた。
里奈はハンガーに上杉の背広を掛けて壁のフックに吊るすと、
「あたし、妊娠したの。」
「あ、そうか、そりゃ良かったよ。で、父親は………」
「もちろん健二さんの子ですわ。」
「……そうだよな、私はバカな事を言ったね。うん、
健二君の子に決まっとる。」
「そうですわよ。それでなんですけど、今までのように上杉さんにも
毎週会うことはできなくなってしまいますわ。」
健二はウエブカメラでその会話を聴きながら、健二が単身赴任から帰って来た後も、
毎週里奈が上杉と会っていたという話に愕然としていた。
上杉は少しがっかりした声で
「そうか、そうだろうな。間隔を空けてでもいいから、また良い時期に
声をかけてくれないか。妻も無く子もいない一人者だからな。
それと、私が里奈さんのために出来ることは、何でも
させて頂くつもりだから、何時でも言ってください。君は家族も同じ
だからね。いや、君さえその気なら家族になってほしいと思ってるんだ。」
「まあ、副社長さん、あたしには大切な夫がおりましてよ。」
「あ、いや、そうだったね。つい調子に乗ってしまったようだ。
里奈さん、今夜はじっくりと君を愛させて頂くよ。」
上杉は立ったまま里奈を引き寄せて深いキスをした。
それからワイシャツのボタンを外し上半身裸になると、
里奈の服を脱がせた。ゴルフ焼けした50過ぎの男のからだと
下着姿の25のスタイルの良い色白の女のからだがもつれ合い、
絡み合いながらベッドの上に倒れた。
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