翌日、会社でのこと、社内のパソコン上の掲示板に上杉副社長の訓示が掲載されていた。
「・・・・・このように変化の激しい時代にあっては、社員の一人一人は今ある能力
のみならず、潜在的能力を開発し我が社に貢献しなければなりません。そのためには、
それぞれの多様性を認め、それを尊重し、時には大胆に進む必要があります。そのような
人材には、我が社は十分な報酬で報いる用意があります。是非とも従来の常識に縛られず、
自分が何を必要とされているのかを知り、あるいは自分の必要性を他者に知らしめて、
自己の職務に邁進して頂くよう切に希望致します。」
色々な意味で一つ一つの言葉が健二には違う意味に聞こえ、気分を憂鬱にさせたのだった。
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