最後まで残っては目立つかもと思い、会場からは早めに抜け出しました。
エレベーターホールまで人目を避けていきました。
言い訳なんてできない、どうなるか、何をされるか自覚した女の行動だと自分でも思います。
それは男も同じなのか、部屋をノックするとすぐに中に引き入れられました。
よろけた体を持ち直して部屋を見ると、3人が部屋の応接セットのテーブルを囲んで座っていました。
後ろから背中を押され近づくと、みんなは口々に「久しぶり」とか「やっときたね」とか言いながら、私の体を見ていました。
「やっと来たじゃないわよ、乱暴にしないでよね」悪態をつきながら応接セットの最後の椅子に座ろうとすると「真季はその椅子だよ」と、お誕生日席の位置に置かれた椅子に座らされました。
壁際の書き物机の椅子でした。
ソファーなどとは違い背が高く、応接セットの椅子に座る男の視線の高さに私の腰がありました。
「いい歳して幼稚なイタズラね」「いいだろ」「フェチって言うんだよ」などと笑い合い、その頃には気分は高校時代に戻っていました。
地元は娯楽のない田舎です。
外で遊ぶのも限界があるような、たとえば多くの同級生が19歳でデキ婚するようなと言えば分かってもらえるでしょうか。
彼ができる=セックスをしてる。そんな地域でした。
中でも私たちは、彼の友達のプレハブ小屋が子供部屋になってる子の部屋を溜まり場にしたせいか、アルコールも性的なイタズラも人目を気にしない分、多かったと思います。
5人組の中に1人だけの女への幼稚なセクハラで笑い、彼は私とのセックスを自慢する。
周りの悪友は嫉妬してさらにセクハラをエスカレートさせる。
そんな関係でした。
彼は自己顕示欲が強くワガママな性格でした。
グループの外ではおとなしいくせに、グループの中では自分を強く見せるために私まで使いました。
行為を自慢していただけが、私に言わせるようになり、見せつけるようになり、、、最終的に、異常な事に全員とセックスまでさせました。
お願いされ、頼み込まれたとはいえ受け入れる私もどうかと思います。
それでも10代半ばの幼さと、狭い狭いグループの中、、、とゆう限定的な空間だから起こった事だと思います。
ホテルの個室は、そんな昔の雰囲気を思い出させるには最適でした。
私達はあっという間に心までその頃に戻り、笑い、飲みながら時間が過ぎていきました。
5時半からの同窓会。
中抜けして集まったのが7時頃。
そこから1時間たったかどうか、セクハラが形になっていきました。
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