今日までの、ひと月弱の間にゆう子の生き様は劇的に変化していた。
それまでの彼女は何時如何なる時も崇高なるalone(一人)であり、lonely(独りぼっち)ではなかった。
だが、切羽詰まった跡取り問題に関して麻由美と連絡を密に取り合い、雅美と康治と云う新たな存在を認識して、彼女の人生は変わった。
好むと好まざるとに関わらず麻由美達抜きでは、返って自らの精神を確立させる事が困難になって仕舞う。
その結果、彼女は”一人“であった状態よりも、更に孤独を味わう事になった。
だからこそ彼女は麻由美達と離れ離れになり、その絆が失われる事を恐れた。
仰々しく表現をすれば彼女は最早、麻由美らの家族に加わるしか道が無かったのである。
だが彼女は長い間の”一人“のお陰で、真に求める相手との距離感を掴む事が困難になっていた。
しかし、ひねくれた自らの感情までをも纏めて、彼は優しく温かい胸で抱き締めてくれた。
恐らく麻由美や雅美も同じ様な対応をしてくれるに違いない。
彼女は結果的に、己の醜い姿を全てさらけ出して初めて、家族の一員と成れたのである。
康治「ゆう子さん!・・ゆう子さん、柔らかいな!・・」
ゆう子「・・やわら、かい?・・・」
康治「うん!、それと・・」
ゆう子「それ、と?・・・」
康治「あったかい!・・」
彼は彼女の柔らかな身体と温かい膣の感触を隅々まで堪能している。
二人は互いに密着した股間を数センチ単位でゆっくりとバウンドさせて、生の性器同士を擦り合わせている。
彼は、彼女の膣内でうごめく”ひだ“の一つ一つをペニスの表面で確認し、彼女は彼のおちんちんに張り出す”えら“で膣内の愛液を掻き出される感覚を憶え、更に潤いを分泌させる。
その息の合った動きは、ぬめる粘液のお陰も有って互いに極上の快楽を運んで来てくれる。
ゆう子「やす、はるさ、ん?・・やすはる・・」
彼女は息も絶え絶えに彼へと訴える。
康治「なんですか?」
「ゆう子姫様・・」
ゆう子「きもち、いい・・よぉ~・・」
「えっちって・・こんな、に・・」
「きもちいい、の?・・・」
彼女は身も心も開放して新たな境地へと向かいつつある。
それが証拠に彼女は既に誰はばかる事無く、涙と涎を垂れ流しながら彼の愛を甘受している。
「クチョッ、クチュッ! クチョッ、クチュッ!」
彼がペニスをおまんこに押し込むと、彼女の大きなビラビラが引き摺られて中へとめり込んで行く。
そして彼が再び引き抜くと、中に引き摺り込まれていたビラビラがペニスに纏わり付きながら姿を現して来る。
その極めて卑猥な光景は彼だけが楽しむ事が出来た。
勢い、その反動で彼の方が昇り詰め易くなる。
彼は急激に射精感を高めて仕舞い、彼女へとその状況を伝えて行く。
康治「ゆう子、姫?・・ご機嫌は、いかが?」
ゆう子「はえっ?・・なぁにぃ~?」
康治「そろそろ・・姫のな、かに・・」
「出してもいい、ですかぁ?」
ゆう子「・・だす・・の?・・」
「・・なに?・・を・」
康治「ゆう子姫の・・後継ぎ、を・・」
「決める、大事な儀式で、すぅ~」
彼の精液は睾丸の中でMAXにまで圧力が高まっている。
彼の出来る事は全身の力を睾丸とペニスに集中させて、彼女のGOサインを待つだけであった。
ゆう子「・・ぎ、しき・・・?」
康治「そうっ!!・・ゆう子姫、の・・尊い子宮、に・・」
「私の、精子達を、ぉぅっ!!」
「仕えさせ、ますぅ~!!」
彼は精一杯の演技で彼女の心をくすぐって行く。
ゆう子「・・せい、し?・・」
彼女の意識は朦朧とし始めて、その彼のジョークを受け取る余裕も無い。
彼女は、只、彼の指示に従って行く。
ゆう子「おねがい、しますぅ~」
「やす、はるさ・・に・・」
「・・おまか、せ・・」
最早彼女の口から言葉は出て来なくなった。
彼は彼女の心を確かに受け取って、崇高なる生殖行為へと移行して行く。
康治「ゆう子、さんっ!!・・出し、ます・・」
彼は全ての力を下半身から抜いて行く。
すると睾丸とペニスだけが全く別の生き物となって、内包する圧力の高い粘液を一気に膣内へとブチ撒けて行く。
「!!ズビュルルルッ!!」
彼女の真っ白で清潔なキャンバスに雄の半透明で黄色味掛かった粘液が、思いのままのイメージで絵画を描いて行く。
「ドビュビュッ!! ドビュ、ドビュッ!!」
ゆう子「・・・・・!!」
「・・ぅんんっあぁっ!!」
彼女は生まれて初めて、愛しい異性からの熱い奔流に身を任せる。
何故なら遠い過去の偽りだった交わりの時には、決して膣内を汚す行為を受け容れなかったからだ。
彼女は最後の一線だけは決して譲らなかった。
その行為が今、最大限の結果として報われたのである。
彼女は彼に、真の意味での”初めて“を捧げる事に成功した。
康治「ぉぉおおうぅぅっ!! んんっあぁっ!!」
彼は眼下で乙女の様な反応を魅せてくれる彼女に感動していた。
初めて会った時のお茶目な彼女や高貴で妖艶な彼女とも違う、本当に素の心を表している姿がそこには有った。
彼は彼女の為なら、その全てを出し尽くしてもまだ足りないとさえ思った。
「ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ! 」
「ドピュッ! ピュルッ! ピュルッ! ピュルッ! 」
「ピュルッ! ニュッ! ニュッ! 」
ペニスから吐き出される精液が無くなっても、彼は無理矢理に脈動を続けさせる。
それは雅美の時と同じ感覚であった。
愛する者に己の全てを出し尽くしたい。
彼の意識は、只その一点だけに在った。
彼女は、その行為を無心で受け容れるだけで良かった。
二人は、やっと真の愛を分かち合える同士へと成り得たのであった。
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