暫くの間、心を混乱させて取り乱した彼女は次第に平静を取り戻して行く。
だが、その彼女の目の前には訳が分からずに困惑の表情を見せる彼の姿があった。
彼女は再びショックを受けて黙り込んでしまう。
彼は敢えて彼女からは何も聞かずにベッドに座り込んだ。
そして彼自身の身の上話を始めた。
康治「私の学生時代の話なんだけどね・・」
「実は私・・結構長い間・・」
「包茎・・だったんですよ!」
ゆう子「・・・・・」
彼女は枕で顔を隠しながら、身体を捩って股間をも隠し、彼の話に耳を傾けている。
康治「私、それが嫌でねぇ~!」
「皆は”ほーけー“だの”臭せーよ“だの」
「言いたい放題ですよ!」
彼女は彼の意外な一面に驚く。
康治「でも、自分の場合はその内、皮が剥けて・・」
彼は彼女のびっくりした様な顔と目を見て、頭を掻きながら謝罪をする。
康治「これは!・・失礼しました!」
「余り、ご婦人にとって耳障りの良い話じゃ無いですもんね」
だが彼は依然として話を進めて行く。
康治「剥けて・・そんな話も何処かに行っちゃいました!!」
「だから・・」
ゆう子(ええ!だから?・・)
康治「余り、気にする事は無いと思いますよ!」
ゆう子(なに?・・たったそれだけ?・・)
康治「私は貴女の、その・・」
「え~と・・・」
ゆう子(なに?・・なんなの?)
康治「貴女の・・・」
「貴女のあそこ・・」
「凄くエッチで大好きですから!!」
ゆう子(はあぁぁぁ???・・なにそれ???)
彼女は彼の口から気の利いたキザなセリフが飛び出す事を期待していた。
だが実際に自分の耳に入って来た言葉は・・・。
ゆう子「は、やく・・」
「早く・・して・・」
彼女は顔から火が出る程の恥ずかしさを堪えて、彼にエッチの無心をする。
康治「はい?・・今、何と?・・」
ゆう子「だからっ・・・」
「早くしてよっ・・」
彼には女心の移り変わりのタイミングがよく分からない。
ゆう子「好きなんでしょ?私の・・・」
康治「私、の?」
ゆう子「私の・・おまんこ・・」
彼はびっくりして目を丸くする。
自分は気を遣って”あそこ“と柔らかく表現したのに。
そして彼の表情に彼女も気付いて顔を真っ赤にして怒る。
ゆう子「貴方が言ったんでしょ?!!」
「おまんこって!!」
彼は首をブンブンと横に振って否定をする。
ゆう子「いい加減にしてよねっ!!」
「そんならもう、あげない!!」
彼は危機感を煽られ一気に彼女へと向かって行く。
康治「わっ、分かりました~!!」
「只今、参りますぅ~!!」
彼は彼女の身体へと襲い掛かる。
そして、無我夢中になって彼女のおまんこにむしゃぶりついて行く。
ゆう子「はあぁっ!!うあっ!んんぁぁっ!!」
彼女は恐ろしい程の快感を彼の舌から感じながら思う。
彼の陳腐なセリフに感動して仕舞った、自らの貧弱な感性の悲しさを。
そして、それにも増して彼のピュアな感覚の頼もしさを。
後は只、二人は男と女になって互いを貪り合うだけであった。
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