二人だけの秘め事があってから数日が過ぎた。
彼の周辺の状況には何の変化も無い。
翻って、彼女の方も暫くは緊張が続いていた。
男の方から何かしらのアクションが有るのではないかと、ビクビクしていた。
だが、何も無かった。
彼女は次第に安堵して普段の生活に戻って行く。
そんな或る日。
彼女と彼がばったりと出会った。
街中のスーパーマーケットの中である。
彼女は彼と顔を会わさぬ様に、出来るだけ外出を控えていた。
どうしても出掛けなければならない時は、彼が管理をしている時間帯を避けていた。
それなのにこんな処で出会って仕舞うとは。
何て運が無いのかと自らのツキの無さを呪った。
男「やあ!先日はどうも!」
「お元気そうですね!」
白々しいとはこの事であろう。
彼女も併せて社交辞令で反して行く。
雅美「こんばんは。そちらこそお元気そうで何よりですね」
彼女はなるべく視線を横に外していた。
男「今度、お礼に参りますね!」
なんと、彼は笑顔でお礼参りをすると云って来た。
雅美「い~え~! お気持ちだけで充分です~!」
彼女は皮肉を込めて彼に云い放つ。
すると彼が急に近づいて来て、小声で彼女に伝える。
男「雅美さん?」
「水泳の御趣味が有るそうで!」
「期待してますよ~!」
彼は、ニヤリと笑って傍から離れる。
そして、ポケットからスマホを取り出して彼女に見せた。
彼はスマホを操作する。
すると彼女のスマホからメールの着信音が聞こえて来た。
雅美「ええっ?まさか?」
彼女がメールをチェックすると彼からの伝言が認められた。
男(今度、プールにでも行きましょう!)
(勿論、貴女は競泳水着ですよね?)
彼女は驚愕した。
彼は何故、自分のアドレスを知っているのか?
しかも、水泳の趣味まで探られている。
彼女は目の前が真っ暗になった。
男「それでは、また!」
彼は手を挙げて去って行った。
彼の股間は既に大きく盛り上がっている。
彼女の競泳水着姿を想像しながら。
そして、どんなプレイを楽しむかを頭の中で練り上げていた。
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