麻由美「明日の夜、待ってるわ!!」
「わたしンち・・でね!」
康治「あっ、明日・・ですか?」
彼女は、またまたウインクをして帰って行った。
彼は一晩だけ、お預けを喰らった。
その分、彼の睾丸に溜めて置いた精液は、よりドロドロと粘度を増して行く。
期待が大きい分、自然に排泄して仕舞わないかが唯一の悩みとなった。
次の日。
仕事が終わった彼は、シャワーを浴びて髭を剃り清潔感の有る格好をして、彼女の家に赴く。
彼は高鳴る胸の鼓動を抑えつつ、彼女の家の呼び鈴を鳴らす。
ガチャっという音がして中から現れた女性は、着物を凛々しく着こなして見事な日本髪を結った彼女であった。
麻由美「え?! なに? どうしたの?」
彼女はポカーンと口を開けて立っている彼を見て云った。
康治「あっ! すっ、すみません!」
「・・余りに、も・・」
彼女の作戦は成功した。
彼の度肝を抜いて、自らの虜にして仕舞う。
彼の精をとことん抜き取って、空カラにするまで返さないと云う彼女の意気込みであった。
麻由美「どうぞ!」
「奥の方へ」
彼女が案内をしてリビング迄行く。
彼女は彼をソファーに座らせてお茶を出し、床に正座をして深々と頭を下げた。
麻由美「今夜は私の我儘を聞いて下さり」
「誠にありがとうございます」
彼女は上体を起こして、そう言うと割烹着を身に着け、布巾で頭を覆って彼に云う。
麻由美「お夕食、まだでしょ?!」
「用意が済むまで待っててね!」
康治「あっ、は、い・・」
彼はあっけに取られたままである。
暫くすると、彼女が次々と手料理を運んで来る。
そしてテーブルの上は、彼女の愛がいっぱい詰まった料理で埋め尽くされた。
彼女は彼のグラスにワインを注ぐ。
麻由美「お待たせしました」
「じゃあ、お願い!」
二人はグラスを、チンッと合わせて彼が言う。
康治「かっ、乾杯!・・・」
彼は眼を白黒させた。
何から何まで完璧な彼女のもてなしに驚かされた。
事のペースは完全に彼女が掌握していた。
麻由美「はい!あ~ん!!」
彼女の箸で絶品の手料理を味わう。
どれもこれも最高に美味しい。
こんな料理が毎日食べられたら、男冥利に尽きるであろう。
彼は最高に感激した。
康治「麻由美さんって料理が上手なんですねぇ~!」
麻由美「あらっ?」
「康治さんのお世辞もお上手!」
彼女は口を手で押さえて、ホホホッと笑う。
康治(何だかヤバい!)
(この後、危険な香りがする・・)
彼は動物的勘で状況を感じる。
己の生命の危機まで迫っている様に思った。
麻由美「ねえ、康治さん?」
康治「はっ、はい!」
麻由美「貴方って、お強い、の?・・」
康治(ええ?!いきなり性欲の話?・・)
「あ、いや~!」
「普通、かな?・・」
麻由美「普通?」
「普通って?」
康治「そっ、その~、人並みってこと、かな?・・」
麻由美「人並み~?」
「うんっ!充分じゃないの!!」
康治(じゅ、充分ですか~???)
「そ、そうかな? はははっ!」
麻由美「じゃあ、今夜はとことん行きましょう!」
康治(とことん逝く~???)
「ま、まあ、程々に・・」
麻由美「程々~?」
「そんなの私が許さない!!」
彼女は彼を睨んでキツく云う。
彼は嬉しい反面、何故か恐怖を感じた。
彼女は、少し酔って来たのか饒舌になって来た。
麻由美「あの時、あんなに私を追い込んで・・・」
「仕返ししてやる!!」
康治「いや、別に貴女を貶めようとしていた訳では・・」
麻由美「ああ~~!!やっぱり!!」
「成り行きで、あんな事までなる訳無いもん!!」
「私を酔い潰らせて、最初から犯そうと思ってたんだ!!」
康治(はい!そうです!)
「そ、そ、そんな事・・あり得ません!!」
彼は言い訳に必死になった。
麻由美「絶対にそう!!」
「娘をダシにして!!」
「酷~い!!最低だ!!」
康治「ご、誤解ですってば!!」
麻由美「じゃあ、今夜は貴方と飲み比べねっ!!」
康治「はい?・・」
麻由美「だから飲み比べ!!」
「どっちがお酒に強いか勝負するの!!」
康治「お酒・・です、か?・・」
彼は勘違いしていた。
そして彼女をレイプしようと以前から計画していた事もバレてしまった。
彼は、どんどん彼女に丸裸にされて行く。
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