雅美「もうっ! 何これ?!」
「こびり付いて取れないよ~!」
彼女は、ガムの様な物を必死になって剥がそうとしている。
彼女は薄着であった。
ベージュの極短いタイトスカートにサンダル、そして薄手のキャミソール。
屈んで作業をする彼女のお尻はスカートがピッタリと張り付いて、小さなパンティーラインがくっきりと浮かび上がって見える。
ムチムチした太ももの付け根からは今にもパンティーが覗けそうな勢いである。
男「奥さん!!」
男がいきなり彼女の背後から抱き着く。
彼は彼女の豊かな胸を両手で鷲掴みにすると
男「あれ? 奥さん! ノーブラなんだ!!」
彼女は敷地内の気軽さもあってブラをしていなかった。
雅美「なっ!! 何をするんですっ!!」
「や、めて!!」
彼女は抵抗をするが、男の力には敵わない。
それに周囲の目もある。
もし、こんなところを近所の人に見られでもしたら。
それだけでもう、このマンションには居られなくなってしまう。
彼女は彼に聞いた。
雅美「一体、どうして?!」
「何の為に・・」
男「理由なん、て・・」
「ありませ、んよ!」
彼は彼女へ、そう云い放つと短いスカートを片手でたくし上げ、小っちゃなパンティーの隙間から手を忍び込ませる。
男「あれぇ? 毛が無い?」
「奥さん? 剃ってるんだ!!」
彼女はパイパンにしていた。
元々陰毛は少ない方ではあったが、趣味の水泳で着るハイレグの競泳水着の為に敢えて無毛にしていた。
雅美「もうっ! いい加減にしてください!!」
「人を呼びま・・・」
そこまで言い掛けて彼女は思い出した。
そもそも、人に見られては困る状況なのだ。
彼女は困惑した。
雅美「どうすれば・・」
「あの・・どうすれば」
「許してくれる、の・・」
許すも何も、彼が勝手に抱き着いて来ただけである。
だが、彼女は混乱していた。
一刻でも早く、この状況を無難に収めたかった。
男「抜いて貰えませんか?」
「一回だけで良いですから!」
雅美「はっ? ぬっ、抜く?」
彼女には意味が分からなかった。
男「えっ? あ、ああ! なるほど!」
「すいません。言い直しますね」
「私のちんこから、精液を出して欲しいんです!」
雅美「・・せいえ、き・・」
彼女は精液と云う言葉を聞いて、身体が硬直した。
いきなり常識離れな生臭い言葉を耳にして、自らの貞操観念を震え上がらせた。
正しく貞操の危機であった。
雅美「そ、んな事・・」
「できません・・」
男「出来ない?!」
「そうですか・・」
男は残念そうに言った。
だが、直後に豹変する。
男「私は今だに独身だし、迷惑を掛ける様な家族も居ない・・」
「このまま・・レイプ・・しちゃっても?」
彼女は振り返って後ろから覆い被さっている彼の顔を見る。
彼の表情は、無表情であった。
目が氷の様に落ち着いていた。
それが却って、彼女を恐怖に陥れた。
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