浅井さんの手の中に、僕のチンポはありました。何かをされた訳でもなく、ただ握られただけ。それでも、僕は恐怖心と戦っていました。
何千回とオナニーをしてくれた僕の手。それに慣れていた僕のチンポ。毎日のように戦って、培われきた強固な守備力など、何の意味ないことを実感します。
『もうやめてくれ!離してくれ!』と心で叫んでいます。それほど、他人にチンポを持たれるというのは、違うものでした。
彼女は僕の胸に頭を置いたまま、止まっていました。たまにしてくれるキスが心地よいです。チンポを握った手も止り、それには少し慣れ余裕も出てきます。
しかし、そんな余裕も一瞬で消えてしまいます。浅井さんの唇が、僕の乳首を掴まえました。気持ちいいといはうより、とてもこそばゆいです。
少し身体を振り、僕はそれに耐えようとします。瞬間、別の場所が悲鳴を上げました。反射的に足ごと腰を振ってしまったくらいです。
『大丈夫?』、すぐに浅井さんから飛んで来ました。たった一回、チンポを彼女の手で擦られただけで、電気が走ったようなこの感覚。
『こんなもん、僕には絶対無理!』と諦めにも似た心の弱さが、一気に噴き出しました。『もう、やめよう~?』とさえ思いました。
もちろん、そんなことなど口に出せるはずもなく、身体を元に戻すのでした。
すぐに浅井さんの手が、動き始めました。僕はお尻を浴槽につけ、『とにかく腰が逃げないように。』と心掛けました。
しかし、そんなのは無理でした。彼女の手で擦られ、チンポが刺激を受けると、浴槽につけていたお尻もドンドンと上昇を始めます。
そうするしか、耐えられないのです。気がつけば、僕の背筋はピンと伸びてお尻も浮き、水中に沈んでいたチンポも完全に水面に顔を出していました。
きっと、他人が見たら恥ずかしい格好をしていたと思います。しかし、そんなものはとっくに消え、浅井さんの手に答えるのに必死です。
それを過ぎると、『来い!もっと来い!』ですよ。おかしくなって来ていたのでしょう。浅井さんに見られているチンポも、『もっと見ろよ!』ってなります。
チンポが水面から出たことで、彼女の手もスムーズに動き始めます。彼女の唇も勢いがついたのか、『アァ…、ウゥ~ン…、』と声を出して、動き回ります。
『気持ちいい?』、浅井さんから声が掛かりました。全てが無我夢中で、ずっと目をグッと閉じていた僕も、その声に目を開きました。
彼女がこっちを見ています。『ツラい?』、僕にそう声を掛けます。目に痛みを感じました。きっと、さっきの彼女と同じで、充血をしているのだと思います。
『大丈夫。』、もちろん嘘でもそう答えます。
浅井さんの手が再び動き始めました。すぐに、『ツラかったら、声出していいよ。』と言われます。それまで声など出せず、表情で彼女に訴えていたのです。
その言葉に少し気が楽になりました。声をあげるのは、なにも女だけじゃないのです。
『ハァ…ハァ…。』と吐息を出し始め、それを段々と大きくしていきます。まだまだ、恥ずかしさは抜けません。
自分なりに身体を少し震わせ、『ハァ~!』と大きな息をはきました。一度出してしまえば、それは当たり前になります。
更にもう口から自然に出る言葉を、そのまま吐き始めます。『ウゥ~、アァ~、ハァ~、』、もうなんでもよかった。それを吐くことで、刺激が和らぐのです。
心配をした浅井さんが、一旦手をとめました。壊れる僕よりも、きっと射精の心配をしたのだと思います。目を開くと、また彼女に見られていました。
『浅井さん?めっちゃ好き!』と思わず彼女に言ってしまいました。もう本音でした。それには『ありがと。』と嬉しそうに笑顔を作り、キスのお礼でした。
お風呂での経験をした僕は少し自信もつき、次のステップに向かうのでした。
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