恥ずかしさからなのか、それともお湯に浸かっているからでしょうか、浅井さんの色黒の顔も少し赤らんで来ています。
やはり視線を合わせづらいのでしょうか、目は僕を直視しようとはしません。天井を見たり、お湯をすくってみたり。
たまに目が合うと、愛想程度に言葉をかけてくれるのでした。その言葉に相づちをうつのですが、彼女の顔を見ていた僕は、冷静にこんなことを考えます。
『やっぱり、おばさんだなぁ~。』と年齢差を感じていまうのです。15歳も離れれば、お姉さんという表現よりは、やっぱりおばさんって印象なのです。
女性経験のないお子ちゃまな僕には、浅井さんはどうしてもそう見えてしまうのです。
『さぁ、身体洗おっ。』と先に立ち上がります。彼女にチンポを見られるのは恥ずかしいです。彼女も同じで、目の前にチンポが現れ、苦い表情に変わります。
イスが一個しかなく、二人で洗えそうもないので、先に立ち上がりました。彼女から少し身体を傾け、股間を見せないように座りました。
おかげで彼女も少し喋りやすくなり、身体を洗っている僕を見ながら、話し掛けます。『やっぱり若いねぇ。肌の張りが全然違うよー。』、そう言われます。
僕が頭を洗い始めた頃、『私も洗おっ。』っと彼女が浴槽から飛び出して来ました。僕の背中に隠れるように、死角な場所を選びました。
チラッと彼女を見ると、膝を折ってしゃがみ、うまく股間を隠しています。お互い口にはしませんが、やはり恥ずかしいのです。
身体を洗い終えた僕は、湯槽に戻ります。そのタイミングを狙っていたかのように、彼女はススッと僕の座っていたイスに腰掛けました。
結局、イスに座った彼女は、僕と同じような体勢で身体を洗い始めます。その姿をやはり見てしまいます。
僕の視線に気づくと、意味もなく話し掛けだし、どこか気をそらせようとする浅井さん。やはり、彼女も恥ずかしいのです。
お風呂で身体を洗う女性の姿など、AVの盗撮物でしか見たことがありません。
自分が見られているのがわかると、『ねぇ、肌の張りが違うやろ~。』と自虐的な話をし、場を和ませてくれるのでした。
浅井さんが浴槽に戻りました。再び、対面に座ることになります。最初こそ話をしますが、やはり少しずつお互いの口数が減り始めます。
そんな時、浅井さんがこんな話をし始めたのです。『タダシさん見てると、やっばり年の差感じるわぁ~。若いよねぇ~。』と僕を見て言うのです。
『私、こんな顔してるけど強がってるだけなのよ~。おばさんなのに、年下の子とお付き合いするって…やっばりねぇ。』と本音も見せてくれました。
少しうつむき、悩むような表情の浅井さん。その顔があがると不意に目が合ってしまいます。目が合うのは、このお風呂でも何度もあったこと。
しかし、今回は彼女は視線を外そうとはしません。『来て…。』という僕へのサインだったのです。鈍感な僕でも、それはちゃんとキャッチしました。
浴槽に膝を立て、彼女に歩み寄ります。彼女もそれに会わせるように膝で立って、僕を待ってくれていました。
僕も彼女も、それまで隠していた下半身は完全に水面から現れ、今すぐ視線を下げればすぐに見ることが出来る体勢でした。
しかし、そんなことは気にもなりません。お互いに近づいてくる、目と唇しか見えませんでした。
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