淫欲のスポーツジム class2
インストラクター 宮本絵梨の恋
私は複数のジムと契約しています。
二つの民間会社と公営のトレーニング施設です。
木曜日午後遅めの仕事先は民間のジム。
大きな公園が近くに有る、割と郊外の場所になります。
そこのジムのアットホームな雰囲気が気に入っています。
そして今日は、メンバーさんの中で個人的に親しくしている女性と、仕事前のお茶の約束があります。
私は、いつものカフェに向かっていると聞き覚えのある声に呼び止められました。
田中優美さんという同い年の女性です。
優美「なに!? どうしたんですか?」
絵梨「えっ、どうしたって?」
優美「だって、その格好?」
絵梨「ああ、これ?」
私はこれまで、カジュアルな場合は殆どがジーンズにレザーシューズです。
でも今は、スカートとヒールを履いていますね。
優美「しかも、何ですかこの丈の短さ!」
ええと、膝上15センチ位かな?
優美「膝から25センチはあるんじゃないですか?」
そりゃぁ、オーバーだろ!
優美「私、宮本さんの生足、初めて見ました!」
ははっ!(笑)ど~も、すみません。
優美「でも、凄く似合ってる」
「本当に綺麗です。羨ましいです」
いや~、どういたしまして。
優美「でも、一つだけ気になる事が・・」
絵梨「えっ?、なになに?」
優美「あの、スカートの時はもうちょっと・・」
絵梨「もうちょっと?」
優美「脚幅を狭くした方が良いんじゃないかと思います」
はい?
私は下を見ると、確かにガニ股だった。
少し哀しくなった。
私は意識して、お淑やかに歩く。
でも、どうにも落ち着かない。
そもそも、何でこんな格好をしているのか?
その時、私は愕然とした。
今日は彼と会えるかも知れない日だからだ。
あの彼に。
私は無意識にこの格好でここまで来たのか?
その現実に落ち込みました。
でも、それと同じ位、ワクワクしている自分が居る。
私は混乱しています。
私は彼女の後からジムに入ります。
目線は、きょろきょろ。
挙動は、多分、不審に見えるんだろうなぁ~。
でも、胸は相変わらず、ドキドキしている。
ウエアーに着替えてジムエリアへ。
ここでも、きょろきょろ。
全く、何やってんだか。
自分で自分を呆れます。
すると、私の眼に入ります。
彼です。
私はときめいている様です。
心が躍ります。
次に違う自分が現れます。
はぁ~?何、自分?
何で、あんな奴に振り回されてんの?
バカみたい!
もう、メチャクチャです。
すると、彼がこちらにやって来ます。
私は緊張しています。
笹川「こんばんは!」
「今日もよろしくお願いします」
と、一言だけ言って、爽やかに去って行く。
彼の態度は明らかに前とは違う。
そう言えば、田中さんも言っていた。
彼、最近、紳士ですよ~って。
レッスンが始まる。
彼も当然、参加している。
私はレッスン中に集中出来ない。
鏡越しに、常に彼の姿を追っている。
最近、その鏡越しに彼と眼がよく合う。
彼も意識的に私の眼を追って来る。
あああ~!、何なの、この状況!
私は、息苦しかった。
この状態を、何とか打破したかった。
私は、決意しました。
彼の意思を探ってみようと。
帰り際、田中さんに励まされた。
優美「宮本さん、頑張って!」
「私はいつも、応援してますから!」
彼女にはバレていました。
つづきます
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