「ひどいわアキラさん、あんなことさせるなんて」
店員が出ていった後、季実子はアキラを睨んだ。
アキラはニヤリと笑い、
「断ることも出来た筈だよ」
「だってグラスの中のアレが何か店員さんに知られたら」
「だから飲んでくれたんだね」
季実子は恥ずかしげに俯いた。アキラはさらにいたぶるように言った。「季実子さんの身体の中に僕の精子が入ったんだね。下の口から入るのと同じように上の口から入ったね」
「いやらしい」
精子を飲んでしまった羞恥心に苛まれる季実子を見て、アキラは思った。(ネット上の君子と同じだ、この奥さんはドMだ)
「季実子さん、ブラジャーを緩めて捲って」
「えっ、どうして」
「どうしようもなく興奮しているんだろ。耳が真っ赤になってるよ、言う通りにするんだ」
逃げることも出来た、だけど季実子は席を立てなかった。アキラの言う通り、季実子は溢れる愛液でショーツがひんやりと濡れているのを感じていた。
従うしかない。季実子はニットの裾から手を入れてブラジャーのホックを外すと、そのまま乳房からブラのカップを捲った。
盛り上がる胸元のニットに、捲ったブラの形とぽっちり乳首の形が浮き出た。
「お邪魔します、ワインをお持ちしました」
タイミングよく男性店員の声が部屋の外から聞こえた。
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