「失礼します」
男性店員が皿を片付けた。
アキラは、寸前でアソコをズボンに隠せてほっとし季実子と目を合わせた。
「お飲み物はいかがいたしますか」
「そうだな、僕はワインをもう1杯」
アキラが季実子を促すと、「じゃあ私も」と返した。
「かしこまりました」
男性店員は、またチラリと季実子の胸を見て、空いたグラスを取った。
季実子は少し緊張した、グラスの中にはアキラが今射精した精子が沈んでいたからだ。男性店員はグラスの汚れに気付き瞬間動きが止まったが、気付かぬフリでいた。季実子はほっとした。
その時、「まだ残ってるね。飲んでしまいなさい」とアキラが言った。
男性店員が、えっ、という表情をした。
グラスにまだ少し赤ワインは残っていたが、底に唾のようなものが沈んでいる。
(そんなアキラさん、、)
季実子は懇願するようにアキラを見た。
「さあ早く、店員さんを待たせてるよ」
アキラに言われ、男性店員が差し出すグラスを季実子は受け取った。
男性店員が季実子を見つめた。
季実子は目を閉じて、グラスを口元に近づけ、
ゴクッ、ゴクッ、、
男性店員に見つからないように、底に沈んだ精子まで飲んだ。男性店員は唖然としながら空いたグラスを受け取った。
「さあ、次のワインを頼むよ」
アキラに言われ、男性店員は個室から出た。
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