義王寺
北山通りから少し入った所に、義王寺はある。庭園が、世界遺産と接し、秋の紅葉シーズンになると、境内は観光客で、賑わう。
数十年前に、ただ同然で、宗教法人を買収し、僧籍も手に入れた法源が、時間が経てば、僧侶としての貫禄もつく。
人に仏の道を説く資格も人格もないのに、本堂で、説教するのは、お昼のワイドショーで、知ったかぶりをするコメンテーターにそっくりだ。
しばらく待たされて、法源が、現れた。
「真面目な話しは、疲れるぜ…おお~マキ、パイパンのずる剥きにしてもらったそうやな。」
「ありがとうございました。おかげさまで…」
側に従う僧侶が、
「京奈銀行の頭取が、お待ちです。手短に…」
「アホかあ~銀行の頭取より、女の方が、大事やで…待たしとけ~」
「法源様、頭取の対応は、私が…今後の話しもしたいので、マキとゆっくりしといて、下さい。」
「龍、すまんな。真面目な話しは、苦手なんや。」
龍が、面会場に出ていくと、法源は、マキを、本堂横のお堂に誘った。
お堂で、後ろ手に縛られ、両足を開かされ、
「ほんまやな~ツルツルのパイパンやで…赤貝が、パックリ口、開けとるがな~マキ、お前は、男の物をくわえるために、生まれてきたようなものだな。」
「はい。ありがとうございました。法源様のおかげで、こんなイヤらしい体に、なれました。」
「ほんだら、挨拶代わりに、くわえろや。」
喉奥で、キ…キ…と異様な笑い声をあげると、住職は、マキのショートボブの髪をつかみ、逸物をくわえさせた。
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