温泉ストリップ劇場
龍が、マキを連れ出し温泉街をブラブラしている。表通りは、お土産物を売る店が、並び、一本通りを中に入るとスナック、バーの飲み屋が、並ぶ中に、古いストリップ劇場が、あった。「白黒ショー」などのケバい言葉が、躍り、当局の強力な取り締まりにも、かかわらず、しぶとく生き残る劇場。
「マキ、ちょつと入ってみようや。」
「珍しいわね。動画を見ればいいのに。」
「実際、生で、見るのは、また、興奮の度合いが、違うからな。」
夜8時、思った以上に劇場内は、熱気で、ムンムンしている。集団心理なのか、若い男から年寄まで、盛り上がっていた。カラフルな照明の中で、クネクネと腰をくねらせて、女が、躍り、恥ずかしい部分をチラチラ、見せつけていた。
舞台脇の小部屋に男達が、頻繁に出入りしている。
「あの部屋は、何なの?」
「やり部屋と言って、気に入った躍り子を抱く部屋さ。一発、5~10分くらい、座蒲団一枚の小さな部屋だが、あそこの部屋専属の女もいる。」
「しらなかったわ。」
龍の手を握るマキの手が、汗ばんでいる。
マキの目前では、張り型を使って、オナニーショーが、行われていた。せりだした円形の舞台が、ゆっくり回転し、張り型をくわえこんだ女の秘唇を晒している。
マキの浴衣の裾の隙間から手を入れてやると、秘唇からは、おびただしいマン汁を垂らしながら、しかし、目は真剣に躍り子の動きを見詰めていた。
躍り子が、後ろ向きになり、舞台の端で、尻をつき出して、秘唇やケツマンを客達に晒す。躍り子が、マキに話しかけた。
「姉さんも、舞台にあがってみたら~こんな風に、舞台で、ケツ振るのは、楽しいゆ。」
舞台で、秘唇を指で、割り開き、内臓まで、剥き出しにしている躍り子をマキは、見とれていた。
休憩時間に、龍はマキを舞台裏の楽屋に連れて行った。
龍が、劇場オーナーに挨拶している間、躍り子達の化粧室に行くと、足の踏み場もないくらい、衣装や道具が、おかれ、マキは、どうすればいいのか、わからなかった。
「あらぁ~来たの~」
さっき、マキに声をかけた躍り子が、話しかけてきた。
「私、踊れないわ…」
「黒子の男が、そばにいてくれるから・・・その人の言う通りにすれば、いいのよ。」
男達が、喜ぶようなコスプレの中から、マキは、定番とも言える「ピンクのスケスケのベビードールと真っ赤なショーツを選び、化粧をしてもらっていた。
「照明の関係もあるから、少しケバい位が、いいわね。それと、ひとつ約束して。笑みを絶やさないこと。喜んでもらうために、舞台に立つのだからね。」
そして、生まれて初めての、マキのストリップショーが、開演した。
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