菜々子さん_くちゅくちゅだね その7
部屋に入って来た菜々子は、その辺にあった箱を持ち出して貴行の前に、ドンッと置いた。
彼は、これから一体何をするんだろうと見ていると、彼女がまた、ドンッと箱の上に片足を置いて
「この靴を、お舐め!」
と訳の分からないことを言って来た。
ええっ?何なの?
彼が戸惑っていると
「うそうそ、 ごめんね!」
と彼女が言って箱を隅にかたずける。
はあぁ?
一体何だったのか、彼の頭の中には?マークが100個位ぐるぐると回っている。
いやしかし、それは別として彼女のコスプレ姿は見事と言うしかない。
全く、どこで仕入れて来たのか、プリ〇ンスクールのコス衣装。
それを見事に着こなしている。
元々彼女は細身のグラマーではあるが、物語を実写にしたら彼女以上の適役は居ないのではないかと思ってしまう。
ベージュのジャケットにチェックの超ミニ、そして黒のブーツにメガネ。
義姉さん、ハマり過ぎです。
そんな事を考えていた貴行に、またまた突然菜々子が言った。
「貴行さん、 今日も私を可愛がってくれるのよね?」
いきなり言われた彼は
「はっ、はい、 何でもします」
と応えると、彼女が先程の箱をまた取り出して、お尻をドンッと載せて大股開きで座った。
「今、何でもしますって言ったわね」
彼女に言われて、彼は
「ははっ、はい、 なんでもします」
と応えてしまった。
「ありがと。 じゃあ今日は・・・」
「今日は、貴方が考える一番いやらしい体位で私を犯して!」
はい?一番?
貴行の脳の片隅で崩壊が起こった。
暫し、フリーズ状態である。
昨日今日と今まで突然豹変した彼女に散々振り回された。
だが、しかしこれは絶好のチャンスかもしれない。
自分主導で彼女を言葉攻めして、一気に形勢逆転出来るかもしれない。
彼は策を練った。
はずだった。
つづく
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