「奥様、じゃあこういたしませんか?現金100万。不足分は他の物でお支払いと言うことで・・・。」
「他の物???」
「そう。他の物です、奥様。」
そう言って男は今度は麗子の脚から腰、胸元、そして顔へいやらしい視線を向けた。
しまった!
この男のターゲットはお金だけじゃなく私の体だったんだ!
しかしそんな事今悟っても遅すぎる。
何とかしてこの場を切り抜けなければ、そう考える麗子。
しかし切り抜ける手立てはどう考えても麗子には思いつかなかった。
「不足分の100万は奥様自身でおはらい願えるのなら交渉成立です。」
「いいですか奥様、3日間私の奴隷になるのです。」
奴隷と言う言葉を聞いて麗子はぞっとした。
直感的に単にセックスだけで済まないと感じ取ったのだ。
3日間も何をされるのだろう?
3日間も辱め続けられるのだろうか?
そう考えるだけで体の力が抜けていきそうになる麗子。
しかしほんの一瞬ではあるが、麗子の中の何かが変わろうとしているようにも思えた。
「奥様、私は奥様を100万で買おうと言っているのですよ。3日で100万稼ぐコールガールなんてそうはいないんじゃないでしょうかね。さあ、今すぐ返事を聞かせてもらいましょうか?」
「そんな今すぐだなんて・・・・。私だって・・・。」
「今すぐです。もしも返答を明日にするならそれもいいでしょう。しかしその場合は1日につき30万づつ上乗せさせて頂きますね。」
「そんな。そんな人の弱みに付け込んだような・・・。」
「まあ自業自得と言ってしまえばそれまでですが、奥様自身が撒いた種ですからね。」
男の口元が一瞬緩んだ。
この男は私を手に入れたと確信しているんだわ。
そして今は私をどのようにいたぶるかを考えているんだわ。
そう考えると麗子の中に戦慄が走ったと同時に何か訳のわからない感情が芽生え始めていた。
少しの沈黙の後、麗子は観念し黙って男に頷いた。
男は勝ち誇ったように笑みを漏らした。
「奥様、それでは今日を初めとして3日間私の奴隷になるのです。いいですか!」
「・・・・・・」
「何を黙っているのですか?ちゃんと言葉に出して誓いなさい、奴隷になることを!」
言葉は丁寧だが先ほどとは違いはっきりと命令口調で男はそう言った。
「私は3日間貴方の奴隷になります。」
屈辱だわ。
こんな男にこれから辱めをうけるのだわ。
しかし奴隷という言葉を耳にするにつけ、麗子の心の中で何かが騒いでいるような気持ちであった
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