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叔父からの行為はこれ以後、「治療しようか」の言葉を合図に続くこととなった。
しばらくは、最初と変わりない、身体を愛撫される、膣に指を入れられる、といった行為であったが、それだけで済むわけもなかった。
○美が夏休みに入ると、叔父から受ける「治療」の頻度は上がった。
酷い性的悪戯のレベルであったものは、○美を全裸にさせて行われるようになる。
すると間も無く○美は緊縛されるようになり、叔父のペニスを口にねじ込まれるようになった。
叔父は容赦なく幼い○美の口内に精液を注ぎ、○美はペニスから放出される酷い臭いの液体に吐き気を催すのに耐えた。
叔父は○美がただ黙って耐えるのをいいことに、行為をエスカレートさせる。
間も無く○美は幼くして処女を叔父に捧げることとなってしまった。
○美はバカではない。
むしろ同世代の子供たちと比較して高い知能を持っていた。
学校で性教育が行われていれば、少しませた同級生からも性的な知識は得られる。
自分が叔父から受けている行為が「治療」などというものではないことはすぐにわかっていた。
「わたしは叔父とセックスをさせられている」と。
しかし、もはや○美が叔父を拒むことができる状況ではなかった。
○美は大好きな両親にこのことを知られたくない一心で耐え続ける。
叔父に身体をもてあそばれるときは、自分が悪者に囚われた悲劇のヒロインだと空想して我慢した。
しかし、現実にはそんな○美を助け出してくれる王子様やヒーローはいなかった。
○美は耐えた。
立派な両親の資質を受け継ぎ、立派な教育を受けて育っていたのがあだになった。
困難に耐えるのも美徳として教育を受けていたことで、耐える必要のない苦痛に耐えてしまった。
しかし、さらに事態は悪化する。
○美が小学校6年生になった夏休み、○美は私立中学の受験を控え、勉強に励んでいた。
そんな○美には身近に優秀な家庭教師がわりとなる人物がいた。
当時叔父の長男は成績優秀で、有名な私立進学高校に通っていた。
それで、○美は課題などで解らないところがあれば、叔父の長男に勉強を見てもらっていた。
叔父の長男は、やはり優秀で、○美の勉強を優しくみてくれ、勉強ははかどった。
その成果もあって、○美は塾で行われた模試で、その地域で1位の成績を修めた。
○美は両親が喜んでくれたのが嬉しかった。
○美は叔父の長男に感謝した。
○美
「お兄ちゃん、いつも勉強教えてくれてありがとう!1位とれちゃった。」
叔父長男
「○美ががんばったからだよ。よかったね。」
○美は感謝しきれず言った。
○美
「お兄ちゃん、なにかお礼する!なにかお菓子とかつくろっか?」
叔父長男
「...」
○美
「お兄ちゃん、なにがいい?なんでも言って!」
叔父長男
「...じゃあ...」
○美
「うん、なになに?」
叔父長男
「...○美...実は僕、知ってるんだ...」
○美
「? なにを?」
叔父長男
「○美...僕のお父さんとエッチなことしてるよね...僕...何回か見ちゃったんだ...」
○美
「!!!」
○美は頭が真っ白になった。
見られてしまっていた...
自分の中だけの秘密にして、死ぬまで心の奥にしまっておこうと思っていた。
○美の頭の中は、たちまち「叔父との関係が両親にバレるかもしれない」という恐怖に支配された。
幼少の頃から信頼していた親戚のお兄ちゃん。
まだ、黙っていてもらえる可能性があるかもしれないと思った。
○美は叔父の長男に懇願した。
○美
「お兄ちゃん、お願い、お父さんとお母さんには言わないで!こんなことお母さんが知ったら病気が悪くなって死んじゃう!」
○美は叔父の長男の両腕をつかんで涙を流した。
しかし、信頼していたお兄ちゃんの反応は期待を裏切るものだった。
叔父長男
「○美...ダメだよ...僕は君のお父さんにもお母さんにも話すよ。○美が悪い子だってね。」
○美
「!!!いやっ!お願い!お兄ちゃん!!お兄ちゃんの言うことなんでも聞くから!!おねがい!!」
○美が懇願すると、叔父の長男は少し震えた声で話し始めた。
叔父長男
「...なんでも言うこと聞くの...?」
○美
「うん!なんでも聞くから!!おねがい!お父さんとお母さんには言わないで!!」
叔父長男
「...ほ..本当だね?」
○美
「うん!約束するから!!」
○美に一筋の光が見えたと思えた次の瞬間、○美はまた耐え難い地獄の入口に立ってしまった。
叔父長男
「...い..言うことを聞かなかったらバラすからね! 僕の言うことを聞くんだ」
「お父さんとしていることを僕ともするんだ...できないならバラすよ!どうする?」
○美は絶望した。
信頼していたはずのお兄ちゃん。
○美と親友である叔父の長女の兄。
その人物から性的な要求をされている。
絶望から、拒絶する気力も湧かなかった。
○美はただ黙って頷いた。
そこからは幼い○美にとって苛酷な日々が続いた。
叔父の長男は最悪だった。
そもそも勉強ばかりの日々を送ってきた叔父の長男には、女性経験などあるわけはない。
本来、性交渉は、お互いを思いやる気持ちが昇華して行われるものだというような感覚は、まったく欠落していた。
それだけに叔父の長男は、これまで抑圧されてきた欲求を爆発させる最悪のものだった。
○美の身体に対する思いやりといった感覚はなく、暴力的で、ただただ若い性欲をぶつけられた。
当然、弱味を握られ、圧倒的に精神的優位に立った叔父の長男の行為は一度で終わるはずもなかった。
叔父の長男は下手に体力があるせいもあって、一旦ことを始めると、かなりの長時間○美の身体をむさぼった。
また、偏った知識から、その行動は猟奇的で、様々な異物を膣に挿入されるなど、かなり倒錯した性的虐待を受けることになってしまった。
○美はただ諦めて従うしかなかった。
それでも○美は死にたいとは思わなかった。
自分が死んでしまったときの両親のことを思うと死にたいと思うことも許されなかった。
叔父は、叔父の長男も○美に性的虐待をしていることは知らない。
○美はいつ終わるとも知れない、この精神的監獄に耐え続けた。
ただひたすら両親が喜ぶ姿を励みにして勉強に打ち込んだ。
その成果は実り、見事に難関私立中学に合格する。
ただ、叔父と叔父の長男からの性的虐待は続いた。
しかし、○美が14歳になった夏、叔父家族が海外に転勤するという形で、○美の地獄のような生活は唐突に終わりを告げた。
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