奪われた義母の巨尻 14
旧盆の15日は迎え入れた霊を再び送り返す日である、朝からせわしく鳴くセミの声で浩二は目を覚ました。
まだ隣には芯と妻の涼子が深い眠りについていた。
すでに台所では早苗が朝食の支度にとりかかっていた。
「おはようございます」
浩二は寝室から出て台所の早苗に挨拶をした。
「おはよう、浩二さん早いわね」
「お義母さん今日はお客が来られるんですね」
「三木夫婦だけよ、お参りされて食事をされて帰られるわよろしくね」
浩二は昨年も見た夫婦だと察した。
三木夫妻は予定どうり11時には来ていた。
三木の妻は早苗の夫の妹で55歳になる、痩せた背の高い女である。
眼鏡をかけ気の強そうな性格と風貌は早苗とは対照的である、そんな妻を持つ三木はやはり強い不満があるように見えた。
昼食の時である雅代から切り出した。
「ねえ、涼子ちゃんたち将来は早苗さん引き取るの」
「そうだね、そうするわ」
「そうだはね、急いではいないんだけどこの家もう古いし、よかったら売ってくれない」
雅代の言葉に誰もが驚いている様子だっが三木が遮るように言葉をはさんだ。
「雅代何を言い出すんだ」
「あなた、あなたも言ってたんじゃないの息子の家の土地にって、」「涼子ちゃんあなたたちもいづれ家建てるんでしょ、いい話だと思うわ、考えておいてね」
その言葉に涼子もまんざらではないようなそぶりを見せた。
その夜、涼子は芯が寝付くと早苗と浩二に相談を持ち掛けた。
「今日の話どう・・お母さんはどう思う」
早苗は返答に困った様子ではあったが涼子たちがよければいいという口ぶりだった。
「浩ちゃんはどう、お母さんと同居はだめ・・・」
浩二はすかさず言葉を返した。
「俺は歓迎だ、お母さんといづれ一緒に暮らすつもりでいた、どうだろうその話、さっそく進めたら」
浩二には願ってもない話だと思った、同居となれば毎日、義母と暮らせれば気分的にも充実した生活が送れると思った。
しかし早苗は複雑な思いをいだいていた、それは三木との関係を断ち切れるが一方で浩二のことが気がかりであった。
もし同居となればきっと肉体関係を迫られる、涼子との関係が・・・それを思うと少し憂鬱であった。
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