*その19
しばらく抱きしめてもらっていると、脱衣所から物音が聞こえ、「理絵、お風呂中なの?」と母の声がしました。
理絵さんは「もう上がるから、上がったら飲み直そう」と母に言うと、母がまだ飲むの?と笑いながら脱衣所から出て行きました。
理絵さんに、「さぁ上がろうか」と言われると、私は涙が溢れてきました。
自分でも何故泣いているのか判らず、しかし涙が自然と溢れてくる姿を見た理絵さんは、私が泣き止むまで、優しく抱きしめてくれました。
脱衣所に出て、理絵さんな身体を拭いてもらい下着を着けると、このまま自分の部屋に行って、寝てしまいなさいと言われました。
部屋を出る私を後ろから抱きしめて「誰にも内緒だよ」と言い、前に回り軽いキスをしました。私は部屋に戻り、逆上せたのと射精した疲れから、布団に潜り込むと直ぐに寝てしまいました。
翌朝遅くに起きてリビングに行くと、既に理絵さんは帰った後で、母から「おはよう!」と声を掛けられ、昨夜の出来事が夢なのか現実なのか判らないまま、朝食を食べました。
第2章につづく
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