*その2
私が中学生になると、父は更に忙しくなったようで、週末は家に帰らない日々が続くようになりました。
母は近所に住む理絵さんと言う5歳年下の女性と私が小学校に入る頃から仲良くしており、中学生になり父が帰らない日は、理絵さんも一緒に夕食を食べるのが当たり前になっていました。
理絵さんは、19歳で結婚されましたが子宝に恵まれず、こちらの旦那さんは14歳年上の方で工場を経営されており、夜の街で派手な生活をされている噂を聞く方でした。
お互い年の離れた旦那さんが居り、若くで結婚し、少し派手な格好をした感じも似ていたため意気投合したのかも知れません。
子供が居ない理絵さんは、うちに来る際は必ず手作りのお菓子を持って来てくれて、私と妹をよく可愛がってくれた記憶もあります。
中学2年生になったある日の夕食後、妹が寝ると母と理絵さんはお酒を飲み始め、母がお風呂に向かうと、酔っ払った理絵さんは私を揶揄ってきました。 つづく
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