その日は食事、ショッピング、映画等をしただけだった。駅に向かいながら車中で、サエが「久しぶりに男性とデートして楽しかった…和哉君は楽しかった?」と聞かれ「俺も楽しかったですよ…サエさんが良かったらまたデートしたいです」と言うとサエは「ホントにまたいいの?」と言った。俺は「はい…次、いつ会ってくれますか?」と 聞くと「そうねぇ…旦那次第だけど…こっちから連絡するわ」と言った。その後「ゴメンね…もっと居たかったけど今日は旦那がいるから…また今度ゆっくり…」と済まなさそうに言うと、俺の左手を握ってきた。その時俺は(この人とデキる)と確信した。駅に着き降りる前に俺は大胆にもハグをして「また会って下さい」と言うと「うん…今度はホテルに…」と言い軽くキスをした。番号を交換してからサエは車を降り、手を振り笑顔を見せて帰って行った。それからひと月が過ぎた頃、サエから電話が掛かってきた。「和哉君今度の土日に会える?」「はいっ!!空いてます!」「ホント?良かったぁ」と嬉しそうな声で言った。
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