とりあえずエスカレーターで1階まで下りました。
長々と続くショッピングモールのフロア
あてもなく本屋で立ち読みをします。
当然集中出来ません。
ほんとに見せてるだろうか、エスカレートしてないかな、
冷静に戻っていた心がまたザワザワします。
車を離れてどれくらい経過したでしょうか
5分、いや10分。
ラインをしてみました。
【今本屋にいるよ。どう?見せた?】
すぐ既読に
【うん。まだ見てる】
【まだ続けていいよ。終わったら知らせて】
【いいよもう。終わるから】
【あと10分で帰る】
【わかた】
高速のやりとりでした。
ダッシュで戻って覗きたい衝動を抑えて、ゆっくり迂回してエスカレーターに乗りました。
10分ちょうど経過したぐらいに車に戻ったと思います
期待に反し二人は元通り離れて話をしてました。
美香の服装に変わりはありませんでした。が、1ヶ所だけ開けていたニットの前ボタンが全て閉じられていました。
ボタンに手をかけた証拠であり、この事実だけでも興奮です。
「ありがとうございました」
井藤さんの明るい笑顔につられてか、妻も表情が緩やかでした。
「これからどこ行きます?家族風呂行きます?」
「やだ~。無理無理」
冗談混じりの提案に速攻で拒否する妻
このまま、ハイさようならでは味気無いので三人でカラオケに行くことになりました。
移動中、そしてカラオケの最中と、井藤さんの妻を見る熱い眼差しが露骨でした。
その視線をあからさまに意識する妻。
私の考え過ぎかも知れません。でもひとつひとつの仕草にむんむんとした色気が漂ってます。
カラオケの時にノーブラになれと指示→でも頑なに拒否されてしました。(笑)
早く音声をチェックしたい。
早く夜にならないかなあ~と本気で思いました。
車の中の詳細はまだ訊かないでいました。
カラオケ中に美香が席を外した時に井藤さんが感想を詳しく述べようとしても
「後日メールで教えてください。まず嫁にインタビューして楽しみますから」
と告げました。
なるほど~。と直ぐ理解してくれました。
井藤さんが席を外した時に妻に問いました。
「ちゃんと見せた?」
「見せたよ」
「全部見せたの?」
「うん」
「触られた?」
「少し」
「エエーーー」
大げさに言ってみました。
「だって、触らせていいって」
ああ、、、聞いてしまった。
録音をチェックするまでは、事実を知りたくなかった、、、
我慢できない自分の愚かさ、、、はぁ~。
まあ、会話だけでもこっそり楽しめるからいいか!と考え直しました。
井藤さんと別れたのち
真っ直ぐに幼稚園にチビちゃんを迎えに行きました。
自宅に帰るとレコーダーの内容が気になって気になって。
結局夕食前に「ちょっと○SUTAYAいく」と抜け出しました。
ついに、、、、
喜びと緊張でハンドルを持つ手が震えました。
一番奥の駐車場
まだ録音中のレコーダーをようやく停止し、イヤホンをなんとか差込みます。
深呼吸をして最新データを呼び出しました。
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