メールでしか話してなかった単独の井藤さん。
予想通りの優しい雰囲気で、透明感のある笑顔で妻の凍った心を砕いていきます。
「信じられないですね~。奥さんがおっぱいを見せてくれるなんて。」
小出しに人妻の心を揺らします。
「今回、おっぱいだけですが」小声
「はい、もう十分です!」小声
妻は聞いてないふりをしてわざとらしく外を眺めます。
「じゃそろそろ」
「そうですね」
井藤さんにごちそうになり各々の車で目的地へ
場所はショッピングモールの屋上駐車場です。
比較的空いたスペースの角に止めました。
直ぐ隣に井藤さんのワンボックスが停車すると、周りからは私達のセダンが死角になりました。
打ち合わせ通り単独さんを私達の後部座席に招きます。
助手席の妻に合図すると半分ふてくされ、半分恥ずかしそうに後部へ
井藤さんの隣で行儀良く背筋を伸ばして前方を見る仕草がかわいいですね。
緊張からか車内の空気が重いです。
一番ドキドキしてたのは間違いなく私でしょう
「どうする美香。俺いない方がいい?」
これは妻の希望でした。
恥ずかしいと。
意味が解らないのですが、恥ずかしい行為を見られるのが更に恥ずかしいと。
単独さんが安心できる人なら、その時だけ見ないで欲しいと言われました。
「どっちでもいいよ。こうくんが、見たいなら」
やせ我慢かも知れません。
正直見たいと思いました。
でも、後の楽しみも魅力が有りました。
ナイショで音声を録音する事です。
単独さんにも知らせてません。
二人きりの素の会話をキャッチしたいからです。
さりげなくダッシュボードのICレコーダーをオンにしました。
10年近く前、仕事で使ってたやつです。
ちょっと手が震えました。
その震えが顎に伝わる前に
「終わったらラインちょうだい。下で本読んでるから。」
「うん」
頼りなく首を振る妻。
「すみません」
「ゆっくり見て下さいね」
1階の書店を示唆した事で、直ぐには戻らないをアピールしました。
二人を残した車が、やがてワンボックスに隠れました。
この時初めて例えようもない罪悪感と興奮に襲われました。
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