若い二人に挟まれて中央に座る列車の旅は、とても楽しく時間の経過が早く感じられた。
14時頃に上毛高原駅に到着して、タクシーに乗り換えて目的の温泉に向かった。
夏休み前でそんなに混んではいないだろうと甘い見通しでいたが、さすがに関東で人気の温泉、結構な人で賑わっている。
部屋に通されて一息吐いたら、大露天風呂に行くことにした。
友美も美沙緒も、混浴は未経験とのことで、些か緊張気味ではあったが、三人一緒ということもあり思い切って体験を決心していた。
二人には下着を着けずに浴衣を着るよう言い渡した。
脱衣所でモタモタと下着を脱いだりそれを隠す為にこそこそする様な、みっともない姿を他人の眼に触れさせたく無かったからだ。
若い二人が肩からハラリと浴衣を滑らせると瞬時に全裸になっている。
そんなスマートな動作を私自身、眺めてみたかったし他人にも見て欲しかった。
露天風呂に向かう橋を渡る時には、二人とも浴衣の裾をかなり気にしながら歩いていたがそれがまた妙に色っぽいものだった。
「わぁ、すごく広いのねぇ」
露天風呂には何組かのカップルがいて、各々思い思いの時を過ごしていた。
眺め回してみると、若い女性客の姿は見受けられなくて、40代と思しきカップルや50代のカップルが大半を占めていた。
男性客の大方は、美沙緒の素晴らしい肉体に眼を奪われていたと思われるが、友美の肉体も若々しさが漲り負けてはいない。
お湯の中に設置してある大岩を背にして私が浸かると、二人は寄り添ってきた。
「こんなに広いんだからもっと離れたら?」
やはり気後れしている二人だったが、次第に雰囲気に馴れてきたのか、そのうちに乳房がお湯から顔を出しても、気にすることも無く戯れていた。
「ねぇ、お父さん」
「ん?」
「他人の奥さんの裸を見て興奮しないの?」
「ホントはさっきからすごく興奮してる…」
「勃ってるの?」
「必死に宥めてる」
二人と知り合う以前の私は、熟女が大好きだったから40代50代の奥さんの裸を見て、内心ものすごく興奮していた。
やはり私の本性は熟女好きなのだ。
男性客の多くが、私達の方へと視線を送っていることが解っていたので、私は悪戯を思いついた。
「美沙緒、立ってごらん」
辺りを見回して下唇を噛んだ美沙緒がそっと立ち上がる。
「友美も…」
二人がその美しい裸身を他人の眼に晒す…。
見ている人の位置に依っては丸い尻、或いは突き出した胸の隆起を横から眺めている。
「私にお尻を見せて」
二人が手を取り合って身体を回す。
私が二つ並んだ尻を見ているということは、他の客には友美の陰毛と美沙緒の無毛の陰阜が眼に入っている筈だ。
二人がお湯に身体を沈めて私に近寄る。
「もう…恥ずかしいのに…」
友美が私に抱きついてきた。
身体を微かに震わせていた。
美沙緒も腕にしがみついてきた。
「二人の裸を見て
勃っちゃって困ってる人がいるかもな」
三人で声を挙げて笑ったが、実は私は先程来一人の女性に着目して気を奪われていた。
髪をアップに纏めた、ややきつい感じの眼をした50歳前後の女性…。
更に唇が薄くて、私の好きな条件を満たした女性は、夫と思しき男性と、にこやかに歓談しながらお湯に浸かっていた。
残念ながら彼女の乳房は見られなかったが、何度かは確実に視線が衝突していた。
その次に彼女の視線が私達に向けられた時を狙い、私は意を決して立ち上がっていた。
私の無毛の股間に彼女の視線が注がれた。
見知らぬ人妻に己の陰茎を見せつけたことに得も言われない快感を覚えて、危うく完全に勃起状態になるところだった。
「パパ…アップの奥さんタイプなんでしょ」
「えっ?」
「隠してもダメよ、さっきから
あの人ばかり見てるんだから」
美沙緒に指摘されて驚いた。
まさか見抜かれていたとは…。
罰では無いだろうが、美沙緒の手で強制的に勃起状態にされてしまった私は、当分お湯に浸かり続けることになった。
妖艶な瞳で私を見つめる美沙緒は、その眼で私の全てを見透かしているのだろうか。
横になって互いの裸体に乳液を塗り合う姿を眺めているうちに、私はいつしか眠りに落ちていたようだ。
気が付くと両側で二人が寝息をたてていた。
夕食までの時間を睡眠に充てた私達は改めて20時頃に大露天風呂に向かった。
露天風呂の雰囲気に馴れたのか二人は辺りが暗いこともあって、昼間とは打って変わって大胆になっていた。
浴衣を脱ぐ時も周囲の眼など些かも気にすることなく裸身を披露して、前を隠しもせずに闊歩している。
入浴客の視線を独占して、ゆっくりとお湯に浸かる二人は、まるで見られることに悦びを感じているようでもあった。
暫くすると美沙緒が寄り添うに近寄って来て耳元でそっと囁いた。
パパ、あの奥さん来たわよ」
眼を移すと、丁度彼女がお湯に入るところで幸運にも熟れた乳房や陰毛の翳りまでをも、眼にすることができた。やはり経験を重ねてきた女性の肉体とは、何物にも代え難い魅力に溢れている。
手の届かない他人の妻であるが故に、一層の憧れにも似た思慕が募るものだ。
尤も友美も人妻ではあるが…。
二人が私を確かめる様に陰茎を握ってきた。
恥ずかしながら私は欲情していた。
二人の愛撫によって益々硬度が増している。
またお湯から上がれない…。
夫らしき男性と視線が絡んだ私は、軽く会釈を交わしてから、二人に岩に腰かけるように促した…夫の方を向いて…。
私の意を汲んだ美沙緒はすぐに従い、躊躇う友美を引っ張りあげると、並んで裸身を披露した。
夫婦は揃って若い二人に視線を送っていたがそのうちに夫が何事か囁き、恥ずかしそうな顔をした奥さんが岩に腰かけて、その全裸を披露してくれた。
遠慮の無い視線を送り、奥さんの裸身を舐め廻すように見つめていた私は、一旦萎えかけていたモノに再び力が漲り、お湯の中で握り締めていた。
最近は若い二人とばかり遊んでいて、熟れた女性とはとんとご無沙汰している私だったが熟女の魅力を再認識していた。
立ち上がって勃起した男根を奥さんの眼前に突き付けたい衝動に駈られたが、そんな暴挙にはでられる筈も無い。
出来ることなら、夫婦を誘って五人で楽しみたい気分であったが、こちらの二人にとってまだまだハードルが高過ぎる課題だった。
今回は裸身を見せて頂いた事に感謝しつつ、会釈を交わして別れ、部屋に戻った。
※元投稿はこちら >>