「島崎さんは私のことを強姦したんだから
責任を取って下さいね…」
喫茶店の片隅で洋子が声を潜めて言った。
「ああ、洋子さんの為なら何でもするよ」
「本当に?」
「ああ約束するよ」
「じゃあ今度お寿司を食べに連れて行って
回ってない方よ」
悪戯っぽく笑った眼が可愛いかった。
酒を呑まない私だが、洋子は日本酒を口にして、頬がピンクに染まっていた。
潤んだ瞳で私をじっと見る。
「島崎さんがこんなに悪い人だなんて…
思ってもみなかったわ」
寿司屋のカウンターでそれ以上込み入った話はできない為、食事を終えて車に乗った。
「あの夜私…泣いたの…
いっぱい涙を流していたわ
初めて夫を裏切っちゃったから…」
「洋子さんのせいじゃないよ
悪いのは私、全て私の責任なんだから」
「でも…」
「ん?」
「あんなセックスがあるなんて…」
あまり詳しく話した訳ではないが、どうも彼女の夫はかなり淡白な性格らしい。
そんなに時間を掛けることも無いし、若い頃からそんなに回数も多くなかったと言う。
それに、典型的な射精の為のセックスばかりで、自分が満足したら終わり。
しかし、洋子にとっては夫が全てだった為にそれが当たり前だと思って過ごして来た。
先日の私とのセックスで、何度もイカされて気が遠くなる程の快感を覚えた為、夫に抱かれても何の感動も無くなってしまった。
私との山行きの二日後に、出張から帰った夫に求められて抱かれたけれど、それが如何に不毛な営みであったのか、改めて気付かされたのだと言う。
「今夜は時間はあるの?」
黙って頷いた洋子の瞳が濡れて光った…。
「一緒にお風呂に入ろうよ」
恥ずかしがって拒む洋子を説得して、浴槽に身を沈めた私は、彼女を背中から抱き締めていた。
勃起した陰茎を洋子の尻の谷間に擦りつけて
「もうこんなになっちゃった…
素敵な洋子さんのせいだから責任取ってね」
洋子が後ろ手に握り、私は両の乳首を同時に摘まむ。
「ああ…」
洋子の吐息が洩れた。
浴槽に腰掛けさせて、脚の間に身を入れる。
「あっ!いやっ!そんな…」
閉じかけた両膝を押さえて、秘密の花園を覗き込む。
裂け目の周囲を飾る短い陰毛が淫靡な雰囲気を醸し出して、中心のピンクの狭間は光り耀いていた。
「あっ!恥ずかしい…」
「きれいだ…洋子さんのここ…」
夫だけしか知らない貞淑な人妻の花園に口を着け、湧き出る密液を吸った。
「ああ…」
「美味しいよ、洋子さんの愛液…」
「やめて……」
膣口を舐めていた舌がヌルッと侵入すると、洋子は身体を震わせて軽く達していた。
私は立ち上がって洋子の眼の前に、勃起した陰茎を突き出した。
「したこと有るでしょ?」
「少しだけ……」
洋子の舌が恐る恐る伸びて先端を舐める。
白くて細い指で幹を握ると…。
「島崎さん、どうして毛が無いの?」
「洋子さんが舐めたり咥えたりする時
邪魔にならないようにしてあるんだ」
「誰にでもそう言ってるんでしょ」
洋子の口が私を飲み込んでいく。
四十三歳にして、夫に次いで人生で二本目の陰茎が人妻の口腔を犯している。
お世辞にも巧みな、とは言えない口淫ではあるが、何よりも他人の領域を侵略しているという、背徳感に私は酔っていた。
「出ようか……」
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